日付けが変わる前。 ちょうどテレホに入ったくらいに、あたしはmasayaにメールを入れる。
まだ仕事ちゅ?
ごちそーさまでした。
何食べたの?
言っても怒らない?
怒らないよ。言うてみそ。
みそかつ定食。怒ったぁ?
泣き入ってます。泣。
だって、あたしダイエット中なんだもの。 カツとか食べれないんだもの。
暫くするとmasayaがもう帰宅中なのがわかった。 あたしはメールを入れてみる。
帰るの?お茶に行こうよぉ。もう帰っちゃったのかなぁ。
ん?良いよ。
そうして、急にお茶に行く事にした。 慌てて洋服を着替えて化粧直しをして、あたしは彼を待つ。 12時を少し回ったくらいに彼が迎えに来てくれた。
どうしますか?
どうしませう?お茶?
お茶でせう。
お酒は?
ん?俺はいいが。
急遽お茶がお酒に変わってしまった。 以前に友達と行ったバーに彼をつれてく。 あたしは別に常連でもないけど、なんとなぁく行きたかったので。
彼と外で飲むのははじめて。 masayaは飲んでもほとんど顔に出ない。 あたしはとっても弱くて、2杯でいい気分になれる幸せものだ。
店の場所もおぼろげで、行ってみると店が変わってた。 カウンターの中の男の子に聞いてみたら、今年の6月に改装したとのこと。 うーん。前の方が怪しくて好きだったな。
masayaはロックで飲む。 あたしは軽くシャンディガフ。
バーテンの子があたしに聞く。
『どういうアレなんですか?』
どういうアレだってぇ。顔を見合わせて笑う。
『主婦には見えないですねぇ。』
ありがとう。お世辞でも嬉しいよ。もうすぐ四捨五入で40だよぉ。
『主婦ってどうなんですかね?』
ん?お気楽で良いよ。お昼寝したり。ランチ行ったり、お茶したり。
後、探検だろ。
masayaが横から口を挟む。
『探検ですか?』
そう探検。ラブホの。笑。
ひとしきり、【御殿】の事を話すと、他の客が帰るらしく、 彼はあたし達の前から離れた。
masayaと飲みながら話す。 昨日発覚した、あたしの【筋腫】の事とか。 彼は妙に詳しい。どうしてかと思ったら 医者が親戚に多いらしかった。納得。
2杯目のカルーアミルクを飲むとあたしはもういい気分。 カウンターの下で、masayaに脚を絡める。 彼の手はあたしの膝や太股を撫でる。
ねぇ、たまにはいいねぇ。飲みに出るのも。
さうだね。
ねぇ。キスしたひです。
さうだね。じゃぁ、出よっか?
駐車場まで少しふらつきながら、あたしは歩く。 masayaは全然大丈夫。
人気のない駐車場で、彼の車の前で抱き着いてキスをする。 車に乗り込んでからも、キス。 抱き締められるといぃ気分だよぉぉぉ。 でもねぇ、もっとねぇ、シタいの。
車を人気のない場所に止める。 倒したシート。 たくさんのキス。 ブラを外されて、あらわになった胸に彼がキスをする。
あっ。…ダメだよぉ。
ダメなの?
んっと、ダメぢゃないけど。
耳を肩を彼の唇が舌が這う。 噛まれるとスゴク感じる。
ダメ…。
彼の手はあたしの敏感な所に触れる。
面白いくらい濡れてるよ。
恥ずかしい…。ヤだ。
ちょっといぢめてみました。
あい。いぢめられてみました。
ああ。ダメだね。したくなるね。
うん。したいですぅ。
どうする?うち来る?
でも寝る時間なくなっちゃうでしょう。
俺はいいんだが。
それに、痛いかもしれないし。 …masayaくぅん。好きだよぉ。
ありがと。俺もゆうちゃん好きだよ。
そんな事を言いながら、あたしたちはキスと愛撫を繰り返す。 でもね、シタイの。
彼の上に跨がって、あたしは彼を感じる。 狭い車内では思うように動けなくて。 でもとっても気持ちよくて。 すごく感じて。
痛くない?
ん。大丈夫。
すごく締まってて気持ちいいよ…。
あたしも…。
結局彼はいかなかったけど。 中途半端な快感だけど、 それなりに興奮してしまった。
たまにはシチュエーション変えるのもね。いいよね。 今週もmasayaは忙しそう。 もっとちゃんと感じたい。 今度はいつになるのかしら?
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