朝起きて、すぐに支度をした。
昨日逢えなかったので、少しでも長い時間一緒に居たかった。 メールを入れてもレスはない。きっと寝ているんだろう。 そのまま、車で彼の家に向かう。
駐車場から歩いて、家に着く寸前に電話をかけてみた。
一度目。切られた。ねぼけてるんだろうか? 二度目。電源が入っていません。 三度目。…あい。もしもし。 開けてくださひ。 あい。
扉が開くと、寝ぼけた姿のmasayaが立っていた。 鍵を開けるとまた布団へ戻って行く。 …やっぱり、眠いのね。
ゴロゴロと布団の中で抱き着いてみたり、ちょっかいを出したりすると ううううん。 眉間に皺を寄せてmasayaは嫌がった。…本当に眠いのね。 仕方がないので、一緒に眠る事にした。 もう、こんな時間も過ごせなくなる。 一緒にいるだけでも幸せだけど、ちゃんと動いてるmasayaが見たかったな。 そんな事を考えながら、腕枕でウトウトと眠ってしまった。
1時間ほどウトウトと寝て、 masayaはねぼけたままであたしの身体を弄って、 あたしもゆるやかな快感にそのまま身をまかせて。 そのまま、あたしたちは抱き合う。
あたしはこれが本当に最後かもと思って masayaの身体を覚えておこうと思った。
綺麗な身体。 無駄な脂肪がほとんどなくて 鎖骨が綺麗に浮き出ている。 あたしはmasayaの鎖骨が好きで 何度もここを噛んでは痛いと言われた。 少しの前戯で、あたしはすんなりと彼を受け入れる。 快感。いつもの倍程感じるのは気のせい? masayaの首に手をまわすと いつものように抱き上げられて、あたしが上になる。
あっ、、当たるの、、、。
子宮口だろうか?コリコリとした感触。 痛いような、それでいて甘美な快感。
当たってるね。
うん…。
そのまま何度か果てて、あたしはmasayaの上に倒れこんだ。
ねぇ、すごいの。感じるの。
何度もあたしは貪欲に果てて masayaはあたしの中で果てる。 彼の痙攣を躯の中心で感じる。 …幸せだ、あたし。
後始末をしてるmasayaが呟いた。
あ、血だぁ。
当たってたもんね。だからだよぉ、仕方ないかも。
そいえば、masayaとのセックスの後の出血であたしの子宮筋腫が発覚したなぁ。 なんて思い返してみた。
ねぇ。ディスカウントストアに連れてってよ。
ん?良いよ。いつ。
今から。ホワイトデーだぁ!
はいはい。
支度をして、一緒に部屋を出る。 あたしの車で、masayaに道をナビしてもらって、到着。 小さい可愛いシルバーのネックレスを masayaに買って貰った。
2種類のペンダントヘッドを選ぶ。
ねぇ、どっちがいいと思う?
俺はこっちのがいいなぁ。
じゃぁ、それにする。
ネックレスは程よい大きさで、 クロスの中心に花のような彫刻があって、 高いものではないけど、あたしには似合ってる。
何かね、残るものが欲しかったのよ。 身につけるものが欲しかったのよ。 すぐに忘れないようにね。 ほんと、無理矢理買わせちゃったなぁ。えへ。
だって、こうでもしないとシレっとした顔で、 知らん顔して、masayaは行っちゃうでしょ?
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