優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2003年08月03日(日) 夏休み #3

朝目覚めると、masayaもぼぉーっとしていた。

「あれから無事に眠れましたか?」

え?何?何が?

少し考えてみる。
ああ、そうだ。あたし発作出したんだ。


喘息を持病に持つあたしは、疲れがたまったり寒暖の差が激しくなったり、過呼吸になったりすると発作が出る。
昨夜も軽い発作だった。

床にぺたんと座り込んだあたし「どーしたの?」と聞くと、あたしはダイジョウブと言いつつ、ベッドに上がって、彼の身体の上にどっしりと覆い被さったらしい。

胸を圧迫すると発作の時は呼吸が楽になるのです。だからそうした。
彼はヒィヒィと荒い呼吸のあたしの背中をさすって、呼吸が整って寝息になるまでそうしてくれてたらしい。

寝たのを確認してから、よっこらしょとあたしを身体の上から降ろしたって。


「ご迷惑をおかけしました。」

「いへいへ。」


そっか。背中さすってくれてたんだ。
あんまり覚えてないのが悔しい。
でも、そうしてくれたことが嬉しかった。



お昼ご飯は簡単に冷やしうどんを作って、一緒に部屋で食べる。
またエアコンを入れて、赤いソファでゴロゴロする。


昼過ぎには出発するんだって…。


「ねへねへ。もうちっとくっついても良いですか?」

「良いよ。」


そうして、また抱き合った。
もうすり切れて痛いのにね。それでもまだシタイなんて。
だって、もう帰るんでしょう。今度いつ逢えるのかわかんない。


一緒にお風呂に入って、彼の洗濯物を取り入れて畳んで
ペットのハムスターをひとしきり遊んで。


「もう出る?」

「そだな。そろそろだな。」

「あのさぁ。ありがとうね。」

「いへいへ。結局どこにも行ってないなぁ。近いとこばかりで。ねぎやきも食べてないね。」

「さうですね。」


良いの。
あたしはmasayaとゆっくり出来たので、それで満足です。
時間を気にせずにゆっくり出来る時って、滅多にないから。


あたしの部屋の照明が赤いビーズランプに変わった。
masayaがちゃんと付け替えてくれたから。
あたしの中指に新しい指輪が加わった。
masayaが買ってくれたから。


行きたかったお化け屋敷も、たこやき食べ比べもありがとう。


相変わらずあたしはmasayaのことが好きだ。
当分これで生きられそうな気がします。


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~*Yuu
エンピツ