優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2005年02月27日(日) 久しぶり。No.3

ワンゲーム目の前に、彼に聞いてみる。

「目標は?」

「そりゃぁパーフェクトだろ。」

「うまひの?」

「でもながいことやってないよ。金のかからん目標は高く掲げるべきだろ。」

そういって投げ初めてみたら、そんなにうまくない。あれ?あれれ。目標はパーフェクトじゃなかったの?

「投球速度22km/hだよ。」

結局、2ゲームで、彼が平均120。あたしが平均90って。すっごい下手な方ですね…。
でも、こういうデートみたいなことって、普段しないから、新鮮で楽しい。



家に帰るともう日付が変わっていた。
お風呂を入れて、LUSHのバスボムを入れてふたりで入る。
今度の浴槽には、凹凸があって、思ったより浴槽内が狭いし、足し湯方式なので、足し湯をすると、お湯が出てくる方に漬かっているとものすごく熱かった。

きゅぅーと乳首を絞る確認作業は当然行われる。何の儀式だろう?

「出ないよ。」

「出てるよ。」

「あ。」

「濡れると出るんですね。」


先に上がってもらって、あたしは剃毛をはじめる。ここんとこ忙しくて、まったく手入れをしてなかったので、もう限界状態だったから。最初は内側部分だけにしようと思っていたが、思ったより周りも伸びてたから、思い切って全部剃ってしまった。
あたしの個人的趣味だ。彼は別にそんなことで喜ぶ人ではない。

丁寧に剃り落として、お風呂から上がると、もう午前2時。
ベッドに入って聞いてみる。夕方のだけじゃ、きっとあたし物足りない。

「する?」

「どちらでも。」

「しないのぉ。」

「じゃぁ、とりあえず舐めて大きくしておくれ。」

「『くわへろ』なのね。」

「くわへろ。」


小さい状態から大きくなっていくのを舌と唇で感じるのは、とても嬉しい。
彼と付き合いはじめてから、フェラ好きになったあたしは、いくらでもくわえつづけていられるような気がする。でも、結局馬乗りになってしまうのだけど。

二の腕を噛まれると泣きたいくらい感じた。
お尻を叩かれるのは久しぶりだった。
ほんと、Mだわ。あたし。

騎乗位は一番感じる体位。
これでしか到達できないない状態があるから。
でも、そこにたどり着くのは、結構大変で、我慢に我慢を重ねてやっとという感じ。
こればかりはイクかイカナイか、その時の彼の状態と、あたしの動き方で決まるようだ。
彼が中途半端な状態だと、そのイチには届かない。だから、2回目のセックスだとうまくイけない時もある。

「全部剃ったのか?」

「剃ったよ。剃ったとこ、痛い?チクチクする?」

「ん、大丈夫。」

大丈夫と言われたので、動きを徐々に大きくする。
もう少しもう少しもう少し…。十分に感じているのだが、この状態でもすぐにイク事は出来るんだけど、それより先を感じたくて。
ここで自分に負けてイってしまうと、もうそれ以上には昇れない。

一瞬、あ、きたと思った。

その後をよく覚えていない。
ただ、終わった後に、またティッシュが近くになかったので、困ってしまった。

教訓、ティッシュは各部屋に置くこと。



「少しは満足していただけたかぁ?」と聞かれた。

「あい。大変満足いたしました。ありがとう。」

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寝る前に、お願いしてみる。

「あのねぇ。指輪買って欲しいんだけど。前のが歪んじゃった。」

「ん。良いよ。」

「本当?」

「うむ。」

今の白蝶貝の指輪は、2年前ぐらいに買って貰った。
嬉しくてずっとつけていたら、けっこう厚みがあるシルバーなのに、指の形に歪んでしまったのです。なんどか自分で直そうと思ったが、ダメだった。

それくらいいいよね?去年のお誕生日も何も貰ってないし。
クリスマスも結局プレゼント送り損ねたし。

「おやすみ」と言って、数秒後には彼の寝息が聞こえた。
あたしも寝よう。明日は仕事だし。


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朝9時のアラームがうるさく聞こえる。
ああ、起きなきゃ。
体を起こすと体中が痛い。

出勤する用意をしてから彼を起こす。

11時半までにはいかなければならない。
でも、その前に指輪を買って貰おう。だから早めに出ないと。
10時過ぎに彼を起こし、10時半には家を出る。


あたしの勤めるSCの中に、シルバーアクセの店がある。
そこのショーケースを見渡すと、いくつかの白蝶貝の指輪があった。
中指は黒蝶貝のだから、やっぱり白かな…。

花のデザインとシンプルなふたつを見せて貰う。
可憐な花のデザインが似合わない。指が短くて、綺麗じゃないから。
だからシンプルな方にした。

「これ。いい?」

「よいよ。」

彼がカードでサクっとお支払い。
えへ。ありがとう。すぐにはめるから。袋いらないです。

新しい指輪はとても嬉しい。
ちょっと丸い感じで、厚みもかなりある方なので、ちょっとやそっとじゃ歪んだり曲がったりしないだろう。これで安心。

マクドナルドで朝食を摂って、あたしは仕事へ。
彼は少しふらついてから帰ると言った。

「来てくれてありがとう。」

「いへいへ。」

「じゃぁね。またね。」

「あい。またです。」


出口で別れて、あたしは職場へ急ぐ。
後ろは振り返らない。見送る時間もないし、後ろ姿を見るときっと淋しいから。
だって、彼は絶対に振り返らない人だから。
そんなの、3年半付き合ってればわかるもの。

後ろは見ないで、薬指の指輪だけを見て、あたしは歩いた。


「おはよー。指輪買って貰っちゃったー♪」

「うわぁ、店長、ラブラブの指輪ですか?」

「ラブラブじゃない指輪だよ。」





ラブラブじゃない白蝶貝の指輪は、微妙にサイズが大きくて
あたしの薬指でくるくるまわる。


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~*Yuu
エンピツ