優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2005年02月26日(土) 久しぶり。No.2

午後、やっと到着時間を伝えるメールが来た。
その時間に合わせて、友人親子を駅に送っていくことにする。

早めに家を出て、少し待てば、彼をピックアップして戻る事が出来るだろう。


彼女達を乗せて、駅に向かう。いつも通る道で何故か今日は渋滞していて右折車線に入れなかった。結局大回りして、駅の駐車場に車を入れた。
土曜日は駐車禁止の取り締まりが厳しいから、たとえ10分でも駐車場に入れた方が安心。

来月こちらに越してくる彼女に、銀行はどこ、電気屋はどこ、ここにスーパーと説明しながら、駅改札まで送っていった。

階段を下ると改札。
ちょうど電車が到着したところなのか、大勢の人が降りて来た。

ふと前を見ると、携帯を手にふらふらと歩く彼を発見。ちょっとびっくり。


一瞬だったが、彼女はあたしの日記に出てくる「テキトー野郎」と対面することになってしまった。なぜか、あたしがドキドキしてしまう。

「はじめまして。」

彼はシレっと挨拶している。



友人親子を見送って、戻ろうとすると、彼が言う。

「困ったなぁ。」

「何が?」

「いやぁ、来るまでタバコでも吸ってコーヒーを飲もうかと思っていたんだよ。」

「じゃぁ、タコヤキでビールとかは?」

「良いですな。」

タコヤキ屋に入って、タコヤキ2皿とビールを頼む。あたしは飲まない。彼はとても忙しい仕事の話を、タコヤキを食べつつ、ビールを飲みつつ、話す。

スーパーであたしは買い物をし、彼は会社に電話を入れ、それから駐車場にむかう。
久しぶりだというのに、会話は久しぶりな感じもない。

新居に到着。
結構コジャレてるでしょ。市営なのに、こんなにコジャレてるのね。そうだよ。借り上げだからね。鍵を開けて、玄関に入る。

「何故こんなところにソファーが。」

「靴を脱ぎ履きするとき便利かなと思って。」

「小学生にこんなに豪勢な部屋を与えちゃあいかんよ。」

「だって、この部屋しかないんだもん。」

「洗濯機入ったのか。」

「引っ越し屋のおじさんの手が入らなくて設置に30分かかったよ。」


新居のいろんな場所をチェックしては思い思いの言葉を言う。
お土産だと言って、週刊誌をくれた。
あたしがいつも彼の所に行く新幹線で読む雑誌。

…なんだか楽しい。


でも、明日あたしは仕事だから、そんなに長時間はいられない。


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「ねへねへ、これがねぇ、低反発マットなの!」

「はぁ。そうなのか。」

「んとねぇ、すっごいいいの。ものっそい寝れる。」

あたしのベッドには、低反発マットレスが敷いてある。昨年のクリスマスに、プレゼントとして貰ったものだが、これが予想以上に使い心地が良い。
あたしは、ベッドの上で得意げに説明をはじめる。
彼はそれを聞きながら、あたしの胸に悪戯しはじめる。

「すっごい寝心地はイイけど、セックスでいいのかどうかは知らないよ。」

「そか。」

彼の手は、ブラを外し、着ていたカットソーを捲り上げて、乳首をくりくりと弄ぶ。と思うときゅぅっと絞って[確認]作業をはじめた。

「そんなことしても出ません。」

「出ませんか。」

「はい。出ませんよ。」

いきなり強く吸われて、痛いと思った。
痛いんだけど…。久々の感覚。痛さと快感は比例する。

「久しぶりなカンジ…。」


ベッドに横になる彼の上になって、キスをした。…ひさしぶりで泣きたいくらいだ。
乳首を弄ばれながら、あたしはキスを繰り返す。
フェラをすることが快感に繋がる。
もっともっと無理矢理頭を押さえつけて。お願い。
限界まで耐えて、呼吸が出来なくなって、涙目になって。唇を離す。
何度かそんなことを繰り返した。

「じゃぁそろそろ入れてみるかなぁ。」

後ろ向きにされて、履いていたTバックをずらされて、受け入れる。

「…きついな。」

だって長い間してないもの。
3ヶ月ぶりに彼を受け入れると、自分でもきついと思った。
こんなサイズだったの?…痛い…。

痛くて気持ち良くて。もうどうしていいのかわからない。
大きい声を出すねと言われて、堪えてみるけど抑えきれない。
何度か体位を変えて、その度にあたしはイク。

向かい合って座ってしている間にティッシュがないことに気付いた。

「あ、ごめん、ティッシュないの…。」

「ん?どこだ?」

「キッチン。」

入れたまま、抱え上げられて、移動する。

「せっかくだから、立ちバックでもしてみよう。」

もうなんでもいいから。
…とにかくイかせて。
テーブルに手をついて、後ろから突かれながらそう思う。


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奥の方まで突かれたからか、薄赤いモノがついていた。

「あ。血が出た。」

こんなところまで相変わらず。

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裸のまま、ベッドに横になる。
腕枕。うわぁん、きもちいいよう。久しぶりだよう。

何か話していたと思うけど、いつのまにか眠っていた。
後ろから抱きかかえられて眠るのは、とても心地良い。


午後8時過ぎに目が覚めた。
あぁ、もうこんな時間だ。晩ご飯なんとかしないと。
とりあえず、買い物に行くにしても、食べに行くにしても、服を着て化粧を直さないと。

まだぐぅぐぅと眠る彼を横目に、あたしは支度をはじめる。
準備が整ったところで、もう8時過ぎだよと声をかけてみた。

「ねぇ。もう起きないと。8時半だよ。」

「…あい。」

「晩ご飯どうする?何か作る?」

「いや。」

「じゃぁ何食べに行く?」

「なんでもいいよ。」

「じゃぁ近所の焼き肉いく?」

「そこは美味しくないから嫌だなぁ。」

「じゃぁ、前の家の近所のとこは?」

「あい。」


結局、あたしの前の家の近所の小さな焼き肉屋に行く事になった。


早じまいする店なので、まだいけるかどうか不安だったけど、まだ大丈夫だった。
よく元夫と息子と3人でにいく店なので、「いらっしゃぁい、今日も3人?」とママが聞いて来る。

「今日はふたり。」

「あれ?ふたり。らぶらぶか?」

「そんないいもんじゃないよ。」笑。

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目当ての塩タンが入荷不足らしい。楽しみにしてたのに。
店のご主人がサービスで4枚だけ出してくれた。ひとり二切れ。それでもここの塩タンは美味しい。

カルビとハラミと豚バラとてっちゃん。彼はそれに生大を頼む。

「ねぇ。やっぱりあそこの肉とは違うねぇ。」

あたしが彼の元へ行く時に、たまに利用する焼き肉屋は、そんなに上物の肉ではない。

「あそこはとりあえず、肉食って酒飲めるって感じだけで選ぶからなぁ。」


カルビはとろけた。ハラミはしっかりしていて柔らかい。豚バラは香ばしく焼き上がった。てっちゃんは…あたしはホルモンは苦手。
夕方にタコヤキを食べてたから、そんなにたくさん入らない。
食べながら話していて、この後はボーリングに行く事にした。

「ボーリングうまいの?」

「いや、長いことやってないからなぁ。」


ふたりでボーリングだって。
デートみたいだ!





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~*Yuu
エンピツ