珈琲の時間
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| 2002年02月04日(月) |
そしてこの道をひた走る |
曇天。コントラストの柔らかいあたりが好きだ。 陽が延びたね。太陽が無くても感じられるよ。 フロントガラスに押し寄せる何処までもネズミ色の空。
落ち着く。 なんだか自分に似合ってる。
晴れた空の下はキラキラとしてとても綺麗に映るから少し眩しいそれは憧れ。 憧れの人は何時も光の中チクチクするから目を瞑るそして自分の居場所を確かめる。
細胞レベルで考えれば似ているのは当然なのにどこか少し違う。 理解の範囲を超えたら恐くなって逃げ出すんだ。急いで。 光の当たらない場所まで息がきれるほど走って、走っていって、 気がついたらネズミ色の空の下で自分をぎゅうっと抱き締めている。
戻りたいと望んだ事は一度も無いよ。 光の中より切れ間から差し込むひとすじの光の方が暖かく感じると思うから。
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