私の生き方
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2002年01月12日(土) 旅の記憶航海編4

密林に潜む美しき珍鳥が夜明けを知らせる頃、わが艦「かいよう」の船笛が

轟いた。

パプアを出てから本格的に観測が開始するのだ。

海水中の酸素を測り、海の動きを調査するというのが僕の仕事だった。

海面直下の海水と水深1000mの海水は温度差が30℃近くあった。

ここミンダナオ島付近の深海には約10000年前の海水が流れているという

学説がある。

赤道だというのに採った海水に触れると手がかじかんだ。

それとともに幻の怪魚シーラカンスに会いたくなった…


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