みーちゃんは、肌身離さずガーゼのハンカチを持っている。
眠くなったとき、不安になったときなどは、
ガーゼのハンカチを顔に持ってきてにおいをかいでいる。
だから出かけるときにガーゼを忘れるとたいへん。
「ガーゼ、ガーゼ」と泣き叫ぶ。
みーちゃんの大事なガーゼ。

私がパソコンの前にいたら、得意顔で「このガーゼ見て」と持ってきた。
なんと、はさみで切って、あちこち穴だらけビリビリになっている。
はさみで紙を切り刻むのが大好きなみーちゃん。
とうとうやったか〜。

「はさみで切るときは『これ切っていいですか』って
ママに聞いてからじゃないの？こんなことしたら、
みーちゃんの大事なガーゼ使えなくなっちゃうよ」と、静かに言った。
最近、大声できつく叱ることが多いのでちょっと気をつけてみた。

だけど、みーちゃん部屋にもどったとたんに「フェーン」と泣き出した。
私は近くによってだっこして「これからは気をつけようね」と言う。
得意顔だったもんな・・・、
ママに自慢したかったんだろうな、ガーゼを切ったことを。