七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2004年10月02日(土) 私の経験から言えること

子供は親に愛されて育たねばならない。
それは男女問わず同じ。
ただし、愛情過多は、愛情不足と同様に問題を引き起こす。

これは育児日記からちょっとかけ離れるかもしれないが、しばしの間少し耳を傾けていただきたい。

私はOL時代、女のイヤな部分をもうこれ以上見たくないと思うほど、見て過ごした。
入社したばかりの職場でのお局様のイビリ(だと私は思っている)は、この際ちょっと
置いておくとして・・・。
問題は異動した職場にいた女の子(後輩)のことだ。

私は以前の職場が女ばかりで苦労したこともあり、今度は女の少ない職場を希望した。
女が少ない=女がチヤホヤされやすい という図式は、まだ私の頭の中にはきちんと
インプットされていないまま異動してしまった。

そして彼女がいたのだ。
男に媚びることを忘れず、女の子にも嫌われず、人生を上手く渡っている子が。
そして彼女は、私の前でだけ、女のイヤな汚い部分を見せた。
私にだけ。
これには私のプライベートも関わっているので、あまり言えないのだが、
私は一生彼女を許したくない。
周りの男の人たちは、みんな彼女をかわいいと思っていた(と思う)。
私の職場以外の友達は、「どこがかわいいの?美人でもなんでもないじゃない?」と口々に言っていた。
でも、彼女は知っていたのだ、自分がどうふるまえば、どういう顔をすれば、男の人の気を引けるかということを。
そして、彼女は私の前でだけこう言ったことがある。
「男の人の気持ちをこっちに向けちゃうと、もうそれでどーでもよくなっちゃうのよねー」
なんてヤツだ。人の気持ちを何だと思ってるのか?!
まー、そういう彼女にだまされちゃう男たちもアホなんだけどね。(苦笑)
とにかく私は、彼女の存在がイヤでイヤでたまらなかった。


私の鬱の直接の原因は、自分の出生のことだと思うが、実は彼女との関わりもつながっていると思う。
もうイヤだった、あの職場で働くのが。

私が想像するに、彼女は物心ついた頃から、周りにかわいいかわいいと言われて育ったのだろう。
それはたぶん、親はもちろん、周囲の男の子に言われ続けていたのだと思う。

彼女曰く、「高校時代、人の彼氏と三角関係になったことがある」とか。
「もうだから私はそういうのはイヤなの、つらくって・・・」
そう仕向けたのは、誰でもない、きっと彼女自身だろう。
そう言う言葉を、私の前だけで(他では決して言わないところが彼女の計算高いところ)、
平気で口にする彼女が許せなかった。

職場の男の人もみんな、彼女をちやほやした。
そして彼女は、ちやほやされていないとキゲンが悪くなるヤツだった。(苦笑)
人はちやほやされるとつけあがるという習性を、誰しも持っているとは思う。
しかし、限度ってものがある。
もちろんそう言われて育ったとしても、きちんと自分の自覚があれば、知性と理性と
思いやりの心があれば、周りを巻き込むこともないのだ。


で、育児論に戻るのだが・・・・・
男女に限らず、子供は愛されて育つべきだ。
でも、ゆがんだかわいがり方(過多)はどうだろうか?
別に女の子に限ったことを言うつもりはないのだが、自分はかわいいと思い込みすぎて、
大いなるカンチガイ女を作ってしまうということもありうる、ということを、
頭の端っこにでもちょこっと置いておいていただきたい。

愛しすぎてもダメ、愛さなくてもダメ、人間を育てるってことは難しい。
私も肝に銘じる。

でも、私はOL時代、それ以降も、いろいろな意味で勉強させてもらった。
(もちろん人生すべてにおいて言えることだが)
自分のサイトで話が書けているのも、そういった経験があったからこそだ。
彼女にもある意味感謝しなくちゃね、女のイヤなとこをたっぷり見せてもらったから。(イヤミ?・・・苦笑)


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