おひさまの日記
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2003年06月21日(土) 幻想を打ち破る

私は、誰かの言葉や態度を通して、
見下されたように感じる時、バカにされたように感じる時、
大切にされていないように感じる時、ものの見事に打ち砕かれたと感じる時、
自分がチンケでみっともなくて、恥さらしで価値のない奴だと思ってしまう。
「あなたってダメな人」「あなたはたいした人間じゃない」
と言われているように感じてしまう自分がいるのだ。
で、どどど〜んと落ち込む。

昔はそんな自分を癒すんだとか、変えるんだ、とか思ってたけど、
今では、そんな自分のままで生きてってもいいかなぁ、って思う。

なぜなら、厳密に言うと、私がそう感じてしまっているだけで、
実は相手はそこまで私を見下したりしていることはないからだ。
時には、これっぽっちもそんなこと考えていなかったりする。
ただ、単に、相手の何かを見て聞いて読んで、激しくそう反応する私がいるだけなのだ。
それを自分の中で明確にしたワケ。
もっと簡単に言うと「ああ、私って激しく反応してる」と知ったからだ。

激しく反応している自分がいると知るということは、
自分の「私はダメな人間」という思考が真実なのではなく、
そんなただの反応の産物なのだと気付くこと。

勝手に湧いて来る悲しい気持ち、不愉快な気持ちや、自己卑下の気持ちは、
もう、とりあえず、感じ切るしかないの。
感じて落ち込むしかないの。
だって、勝手に出てきちゃうのだから、どうしようもないのだ。
感じることを恐れずに感じ切ると、その先には案外なにもない。

感情を感じながら、それが自分の怖れと不安の産物であり、
実はまったくの幻想だと知っていればいい。
「反応」はすべて幻想なのだ。
自分がその幻想に翻弄されていることだけ知っていればいい。
翻弄されることは悪いことではない。

暗闇の中のお化けが、取り込み忘れた洗濯物だと知れば、恐怖はなくなる。
ヘンな例えだけど、それと同じことが言える。

私達が「自分はダメ、価値がない」と信じるのは、
その怖れと不安の産物、反応から生まれた幻想を信じるからだ。
それは、自分の意志と力の放棄でもある。

真実を知ること、それは幻想を打ち破ることだ。
私には価値がある。
あなたには価値がある。
自分はどうしようもない、自分にはどうにもならない、
そう信じた時から、私達は意志と力を失うのだ。

少しの間落ち込んだら、それを思い出し、また立ち上がればいい。
それが生きる知恵だ。


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