おひさまの日記
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最近、美しい言葉を使うように心がけている。 と言うか、汚い言葉を使わないようにしているという感じかな。 あと、なるべくポジティブな言葉を使うようにもしている。
今まで、特にプライベートでは、 毒舌だったりするのも自分のキャラの一部だったんだけど、 汚い言葉が持つ荒く重たい波動も、自分が発するものだったと改めて気付いた。 同時に、同じことを表現するにも、別の言い方ができるのだと気付いたし。
想念から言葉が生まれるが、言葉から生まれる想念もある。
普段、無意識に発する言葉だけれど、 まず意識して自分が発する言葉に心配りをすることで、 内面にあるものを形作っていくこともできる。 言葉に気を配ろうと決めることで、自分の想念と向かい合うことになる。 そして、発する言葉を自分で選ぶ時、想念も自分で選ぶことになる。 自分の意識の中に浮遊するあまたの想念のうちの どれを自分のものとして取り入れて表現するか、 その作業をすることによって、自分の心を形作っていくことになる。
例えば、子供に片づけをするように言うにも、 「部屋が汚くなるから片付けさない」ではなく、 「部屋がきれいになると気持ちいいから片付けよう」という表現にすると、 全くその響きが違うことに気付いていただけると思う。
上の場合はほんの一例だけど、 何においても、前者のような言い方をしている人が、 私も含めて多いのではないかと思う。 そして、それを後者のように切り替えるのはなかなか容易でない。 もう、無意識にそういう習慣になっているから。
それを意識的にコントロールして切り替えるには、 自分の意識を見張る作業が必要となり、 その中で今までとは別の言葉を選んで何かを表現しようとする時、 意識の切り替えも起こる。
ここ少しの間、いつも自分の言葉遣いに意識して取り組んでみると、 自分の内面にそんな動きがあるのを感じる。 そして、それには驚異的な効果がある。 内観の機会を得ることにもなる。
私が心から尊敬する人は、とても美しい言葉を使う。 でも、堅苦しく距離があるのとは違う。 そこから美しい波長が溢れ出て包み込まれるような、そんな言葉を使うのだ。 そして、それはまさにその人の人格そのものなのだと感じる。
美しい想念から美しい言葉が生まれるが、 美しい言葉からも美しい想念が生まれる。 見えない想念をいじるには、まず自分が扱える言葉からいじってみるのもいい。
そんな誰もが当たり前に知っている言葉を心から伝えることから始めたい。
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