おひさまの日記
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「人は絶えず変化するものだし、 君が今の君自身であろうとする執着は 君を制約し続ける」
これは私が大好きな言葉だ。 映画「Ghost in the shell」の中のセリフ。 シビれる〜 ・:*:・(*´∀`*)・:*:・
変化というのは、 自分の意識がそれを把握するスピードを超えて起こっている場合がある。 だから、自分がすでに変化し始め、それまでの自分ではなくなっているのに、 意識はそれまでの自分でい続けようとすることがある。
私の場合、そういう時は、 まず、今の状況や、今自分がやっていることがイヤになる。 でも、それまでうまくいっていたことをやめる理由が思い当たらず、 重い気持ちを引きずりながらやり続ける。 それがどういうものであれ慣れ親しんだ状態を、 何の根拠もなく捨て去ることに恐れを感じるからだ。
けれど、すでに昔の自分ではなくなってしまっているので、 もしくは、別の状況に移っていった方がよい時期を迎えているので、 昔はうまくいっていて楽しかったことが、もうすでにそうではなくなったり、 特に何が起こっているわけでもないのに、どんよりした気分だったり違和感を感じたり。
そして、「その場にとどまる苦痛」と「変化への恐れ」を天秤にかけて、 あまりの苦痛にようやく変化を選択する。 厳密に言うと、すでに変化している自分に合うような選択と行動をしていく。 すると、それまでの重苦しさが嘘のように消え去り、 清々しくパワーに満ちた新しい世界を見る。
そんなことを何度も繰り返すうちに、 早い段階で無意識レベルでの自分が変化に気づくようになる。 いつも心を通してそれを知る。 いつも大切なものは内側にある。 そして、それは頭で判断する正しさとか安全とかによって計れないもの。
自分が新たな選択をしようとする時、いつも思い出すのは、 映画「インディー・ジョーンズ」のワンシーン。
確かキリストの聖杯を手に入れるって話だったと思うな。 そのために「崖から飛び降る」というような暗号文を解読したジョーンズ博士が、 迷いながらも、いよいよ意を決して崖から飛び降りた瞬間、 何もないはずの空中に足場が現れる、そんなシーン。
信頼し行動したからこそ現れた次へのステップ。
認識できる世界においてはあり得ない選択を欲する自分を感じる時、 そのシーンを思い出し、自分に言って聞かせる。 大丈夫、大丈夫、って。
もういい加減大人な年齢なので、 選択するというその衝動が、 アディクションなのか、単なる邪欲なのか、 その辺は感じ取れるように、そして、選別できるようになったんだろう。 多分(笑) そういうものから生まれる衝動は、 それにすがるような感覚があり、悲壮感が漂う。 その衝動に従うことが「救い」のように感じられる。
けれど、魂からの「お知らせ衝動」ってのは、 楽しくて、ワクワクして、いてもたってもいられない。 その衝動に従うことが「ハッピー」に感じられる。
そんなものに従って流れていきたいものだよなぁ。 何度でも崖から飛び降りてやれ、と(笑) 飛び降りれば飛び降りるほど、きっと信頼が深まるんだと思う。 身を以てそういうものがもたらすものを感じ取れるから。 自分でつかみ取るものだから。
私はそういうのを新時代の選択法と勝手に呼ぶ。
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