おひさまの日記
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2011年01月12日(水) |
「それ」はいつも思いがけない形で訪れる |
いつも読ませていただいているryokaさんのブログ。 彼女の幼い日の物語を読んで、涙があふれてきた。 彼女の物語に共鳴して私の中で何かが弾けた。
「本当にほしいものは手に入らない」
そんな悲しい思いが、自分の奥にまだうずくまっていて、 私を呼んでいたんだ…
どれだけ泣いただろう。 痛い痛いが溶けて涙になって外に出ていくみたいだった。
ひとしきり泣くと、
「まいった、マジまいった…」
最近、そう感じていることがあるにも関わらず、 しんどいのに明るく振る舞って空元気してた自分、 表向きいい感じを演出していた自分、 どこにもぶつけられない思いひとり抱えていた自分、 助けて、何とかして、と言いたいのに言えない自分、 そんな自分に出会うことができた。
うれしくて、穏やかで、心地よくて… これこそが本当の自分に出会った時にいつも感じる感覚。
ここ少しの間、どこにも何にもフォーカスできなかった。 何がおかしくて、何をしたらいいのか、まったくわからなくて。
奥の方にいて追いやっていた自分に出会う度に思う。
何をどうしたらいいかとか、 どういう方法を実践するかとか、 そういうのも大切だけど、 いちばん最初に必要なのは、 心の奥で身をひそめて、けれど、本当は見つけてほしくて、 助けを求めている自分に出会うこと。
その自分に出会ったら、ただ、ただ、それでいい。 出会って何をするとか、そういうんじゃない。 ただ、ああ、会えたね、って。
とっても会いたかった人に会ったら、それだけでうれしいでしょう? それ自体が幸せでしょう? それと同じ。 それ自体が大きな出来事で、たくさんのエネルギーが動く。 癒しが起こる瞬間でもあり。
その自分の存在を知ったからこそ、 その自分に出会えたからこそ、やっと動き出せる。 何かをするのも、いいと言われるノウハウを実践するのも、 そこからでいい。
何かしようとしてもできなかったり、 周りが、いい、いい、と言うものに自分では取り組めなかったり、 身動きが取れなくなるし、何がいいんだかわからなくなる。 自分を見失っていると。
そういう時は、自分に会いにいこう。 心の奥にうずくまっている自分に。
不思議なもので、 奥の方に押し込めていた自分に出会い、 感じないできたその自分の感情を感じ切ると、 清々しく穏やかな気持ちになる。
そして、それまでと状況が変わらなかったとしても、 何かが違うのを感じる。 身動きが取れなかった自分が動けるようになったり、 あ、あれやってみよう、そんなひらめきが訪れたり、 よさそうな情報がやってきたり。 そうした時に自分が「これ!」と感じるものにほぼ間違いがない。
苦しんでもがいて、溺れる者は藁をもつかむ勢いで、 なんでもかんでも手を伸ばしてしまいたくなる感覚とは異なり、 スッキリとした選択をすることができる。
そして、そこから始まるものがある。 必ず。
思い出したんだよね… 私がセラピーを始めた理由。
そんな自分に会える喜びを、 そして、そんな自分に会うことで開ける未来を、 出会う人と一緒に体験したい、 それが私がセラピストであろうとする理由だったことを。
今日の私みたいに、ある瞬間、何かによって、 導かれるように解放が起こることがある。
「それ」はいつも思いがけない形で訪れる。 そして、「それ」は愛されている証。 宇宙に愛されている証を強く見せてくれるもののひとつ。
私はまたひとつ証を見た。
ryokaさんのブログ、 ぜひ、みなさんも読んでみてくださいね。
ryokaのブログ 「犬のぬいぐるみ」
ryokaさんの日々を、 彼女らしい素敵な目線で綴るブログです。 読んでいて、はっ…!とする瞬間があるのは、 彼女が真摯に自分に向かい合い、 感じたことを言葉にしているからでしょう。
アクセスすると素敵なピアノの曲が流れます。 仕事中の方はサウンドオフで(笑)
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