染み渡る言葉
過去にある事柄が起きて以来私の心は「サミシイ・・」と泣くことが 多くなった。
いつも。。いつも心が不安定になるたびに思うことがある。
どうしたら以前のような自分に戻れるんだろう。。。 思い出せない。。
安定していた頃の自分がどうやって心を一定に保っていたのかが 思い出せない。。。
やりかたがわからない。。
彼の存在で安定していられる私は・・ 自分の力だけで心を安定させる術がわからない。。。
過去の私はどうやって心を安定させていたの。。?
心が暴走していくたびに彼を困らせる。 ひとりで遠くにいってしまう。。 彼の言葉も聞こえずに私の心は遠くにいってしまう。
『随分と遠くまでいったな・・』と彼は落ちつかせてくれる。
いつもその繰り返し。。。
そのたびに思う。。昔の私はどうやって心を保っていたんだっけ・・。 どうしたら以前のようになれるんだろう。。
彼に初めてその話をした。 「思い出せない。。不安定じゃなかった頃が思い出せない。。。 どうやって安定していたのか思い出せない。。」
『過去に戻ることはないだろう。どうやったら以前のような自分に 戻れるんだろう・・なんて考えなくていいんじゃないか。 前を向いていればいいんだ。前を向いていれば自然と治るよ・・・』 彼の表現のしかたとはちょっと違うかもしれないけれど彼はそんなことを 話してくれた。
過去に捕われるな・・
前に進むことだけを考えろ・・
涼やかに私の心に染み渡るのは彼の言葉だけだ。
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