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2003年01月24日(金)

母へ。

この年で無職に成り下がったくせに、100%自分の好きなように
時間を使い、家事と仕事をこなす母親の手伝いもロクにしない
超親不孝モノのやおらです。

ただ、ワタクシも決して鬼ではないので、悪いなーと思うこともあり。

疲れきった母が、今日は珍しく0時前に床についた。
で、いつもどおり、私が遅い時間に風呂に入って。
いつもどおり、寝ようかと思ってんけど、ふと見たら台所が片付いてない。

家事はあまり好きではない。正確に言うと、(そういう方は多いだろうけど)
ルーチンワークが嫌いなのだ。家事、というか、後片付け系かな。
あー私ってワガママ。しかし、たまにする家事は好きなのだ。

ので、たまには母親孝行をしようと思い立って、台所の後片付けをした。
手順を考えて、効率良くこなしていくのは結構楽しい。
実はお湯で食器を洗って温もろうという魂胆もあるケド。(超冷え性)

程無く後片付けは終わって。清々しい自己満足に浸るトコが私らしいね(笑)

片づけをしながら、「食べた後の食器を運ぶコトくらいしなさい」と
言う母を思い出した。いつもなら「めんどくせー」とか「うるせー」とか
思うねんけど、自分が片付けをすると、そう言う母の気持ちが良くわかる。


本来なら、コレをルーチン化すべきなんやろね、私が。
「御飯の後片付けくらいは私がやるから」とかなんとかゆっちゃって。

ところがどっこい。生憎そういう素直な優しさは持ち合わせておらず、
母が寝てしまった後、残された食器を見てたまに片付けるくらいが関の山。

母は、次の日にそれを見て、ほんとに嬉しがってるのがわかる。
多分照れくさいんだろうけど、「ありがとう」とか言わない。
ちょこちょこ寄ってきて、「明日もよろしくね♪」なんて言ったり。
で、また私が「何でだよ、ぜってーヤだね!」とかゆっちゃって。

まぁ素直じゃないこと。


こういう風にたまに良い子になる娘だから、母は期待しちゃうんだろうね。
家事を分担して、一緒にゴハンを食べて、仲良しな母娘になれることを。
現実は、家事も滅多に手伝わず、勝手な時間に寝起きする、阿呆な娘です。
たまに期待させて、それを次の日にはソッコー裏切る、親不孝娘です。


+++++

年末年始にバイトしてた時に、ふと視界に入ったお客様がいて。
顔を上げてマトモに見た時、涙が零れそうになった。

あまりにも、雰囲気が母に似ていて。
あまりにも、その姿が小さく見えて。

昔、いつも見上げていた母は、今や私よりも小さく、
自分の自由な時間も殆ど持たずに、毎日働きつづけて。

たまに、立っている時に思う。小さいなぁ、って。
でも、その存在は私の中では限りなく大きくて。


感謝してます。いつも何でもしてくれるのが当たり前、で、
感謝の気持ちはたまにしか出てこないけど。ありがとう。



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