日記
毎日、無駄なことなんて無い。

2005年10月23日(日) いいことが、ありますように(前編)

バイトを、やめてきました。後は、制服を返すだけ。

金曜日、学校関係で別件バイトをしていて(時給1000円!)
それが終わってから、21時−ラストでバイト。
その日はS君と新入社員と私でラスト。

なんとか終わって、夜から仕事をする店長になぜか手伝わされ、
1時半ぐらいになる。ほんでもって、新入社員が帰る。

店長を残して、S君も「今までありがとーね」って言うて去ろうとしたけど、
出入り口のところで話が始まって終わらなくて、「店長の目が痛いんで」って、外に出る。
この日、冷え込んでて寒かったんだけど、外の出入り口のところで座って話した。

S君も、結構辛い立場にあるんやなぁ(汗)
S君はフリーターで、社員と同じような仕事ができる。
でも、店長には良いように使われすぎてる。
「俺は社員がサボるためにいるんじゃない」…そうだ。確かに。

S君も結構不満がたまってて。
こないだ新入社員に朝まで愚痴ったってのを聞いてたから、
新入社員と仲良いのかと思ったら(意外)、
「俺、新入社員さんもあんまり好きじゃないんすよ……」

でも新入社員はS君びいきだと思うよ?少なくとも1/2よりは。笑

あったかい飲み物でも飲んだらいいんだろうけども、
ガタガタ震えながら、鼻水ズルズル言わしながら、話してた。
おばちゃんS君の力になったげたいの…!(←おばはん)

そうこうしてたら、4時出勤のフクが到着。

「あれ?話してたん?」フクも寝不足だ。そいでもってお仕事開始。

「(中にいる店長に)存在言わないでね」口止め完了。

それを見たS君。「俺らを残したなら、フクさんを1時間遅くしてあげればいいのに」

…そういうとこ良い子だよなぁ…おばちゃん大好きよ!


そんなわけで4時半まで話した。雨も降ってきた。

その日は私も12時出勤で、昼から行くと、超多忙。

1時間にあんだけ売り上げる店をはじめて見た。すごかった。ヘロヘロ。

そんな中、フクが前から言ってた不満。
「休憩にいけないぐらい忙しいのに、給料に含まれない」

しょうがないっちゃしょうがないけど…でもしょうがなくないよなぁ。

その日フクが10時間以上働いてて、さすがに疲れてた。
今、人がいないから1人の時間がすごい長い。
しかも忙しいときだから、休憩にも行けない。それで時給つかない。

泣きそうになってるフクをなだめて、一応交渉した。
新入社員に時給半時間はつけてもらえたけど。

フクも、辞めるかもなぁと思った。少し。2、3月には辞めるらしーし。


んで、その日はオーラ、同期、Kさんと私。私は19時あがりやったけど、
あまりの混みようで終わってない店に「あがっても大丈夫ですか…?汗」

1時間のばして様子見てって言われて時間延ばしたけど、さほど変わらず。

とりあえず前日の1日中バイトとかで疲れてたので、あがる。


しかし、やっぱりこれがまずかった様子。

翌日12時出勤すると、「今日の6時まで新入社員仕事してたらしーよ」
おぉ!?
みんなは新入社員が嫌いなので「かかりすぎだよねー」って言う。

けど、まぁ、そりゃ6時はかかりすぎやろうけど、やっぱ終わんなかったか!
自分がラストまでするから、辛さは痛いほど分かった。これに裏のラストもくっつくなら。

なんだか自分しかラスト残れなかったから、早く帰ったことが申し訳なくて。
それを店長に言うと「それは要が思うことじゃない。俺も悪いし。気にするな」

うーーーーん………でもさー……。


そんでもって、それにはもっともーっと深い事実があったとさ…。

前の店長まで巻き込んでの事件となったみたいです。

4時半に所用で前店長の店へ電話をかけたらしい新入社員。
その電話で「はよ帰ろうでー」言われて、「終わりませんよー」言うたらしい。
それはそれで終わったけれど、様子を見に店長がこっちの店に来てくれたらしい。

手伝いはしてくれたらしいけど、
あまりの終わってなさにブチ切れて、途中で投げ出して帰ったらしい。

…それもどうなの……?(汗)

そして、大方の責任は、現店長に行く。「なんでお前が手伝わんで他のが来るんや」と。

もう他の支店の社員さんもみーんな店長の敵っぽいです。ぼろくそ言われてます。

確かに、確かに店長は夜から朝にかけて仕事して帰ったらいーよ。勤務終了さ。
でもさ、でもさ、残されたほうはバリバリ仕事あるっつーの。
自分だけ何楽してんのよ!ってな感じらしいですよ。

そして、昨日も「今日で終わりだなぁー」とか言うて、あがる。

「えー要さん辞めんとってー!」とKさん。

こういうのって一応言ってる人しか見たことなかったしさ、
まさか泣かれるとは思ってなかったわけですよ。

「まぁまぁ一生の別れじゃないしさぁ(かもしれないけどさ)…」

「えー…やだー……。」上を向くKさん。

「…ん?(汗)」


「何泣いてんのよー!!」(汗)

「だってー…!要さんがおらんくなるんやもんー!あぁ涙出る!出る!」

「ちょっ…(ティッシュとって)これでなんとか!」

「あたしあんまり泣かんのにー!化粧してなかったら泣けるのにー!」

最初泣いてるなんて信じてなかった。けど、マジで涙出してるの、この子(汗)

「もー!泣くことじゃないでしょー!(´Д`;)」


人のために、あたしのために泣いてくれる人なんて、あたし見たことあったっけ…!?

うちはそれに動揺してしまって、パニックになってしまった。

あたしのために、泣いてくれてるの…?ただのバイトを辞めるだけなのに?


「要さんアドレス教えてー!」あ、そういやこの子には教えてなかったな。

なんとか落ち着かせて、アドレス交換して、勤務に戻らす。


拍子抜けした。びっくりした。あたしのために泣く人がいた。


悩みとか相談したってさ、心底考えてくれてる人なんて、あたし、見たことなかった。
悲しい人なのかもしれないけど、あたしのために泣いてくれる人なんて、見たことなかったかも。

どんなに苦しいときだって、
話を聞いて飽きたら適当に「がんばれ」って言う人ならいっぱい見たけど。


びっくりした。


そんなわけで、やめるとなったら、仕事のノートにみんなへメッセージ書くので、
ごりごり悩みながら書いてたら、オーラが休憩にやってくる。

「は?あんたまだ帰らんの?」「ひどいなぁ(笑)うち最後やのに」

あんたのそーいうとこが大好きだったさ、ドライですよね。笑
でも、ちょっと凹むぞ(笑)

そんで店長からもらった弁当を半分あげたら喜んで食べてた。
メガネとオーラと私でちょこちょこ話しながら。

オヤジギャグを言うと、2人にバカにされて惨めでした。笑

「そんなん言うたら、俺やったら生きていけんわ」
「ありえんわ」

「うるさい。笑」


「もっかい言うて。」「言わん!」笑


「っていうか、帰るん?」

「…?帰りますよ?何することがあるんですか」

「えぇー帰るーん?ラストやろ?」「しませんよ(笑)」


ほんで、裏には私とメガネが2人だったので、
次に来る同期の休憩までには帰ろうと思ってたけど、そうもいかず…。

しかし、メガネは電話してたので、同期と2人で話すことに。

ここぞとばかりに大学受験を諦めた同期に「大学行っときなよ!」と薦めた。笑

そして、同期が携帯を2つ(今は3つ)持ってる理由を聞いてみた。

何も知らんフリをしてるし、「最後やから教えてよ〜♪」が武器。


向こうに新入社員に話にいったメガネをずっと気にしてたけど、

「メールしてるの。中学校のときの先輩と」

はぁ!?やっぱ浮気!?携帯2つは浮気ですか!?
っていうか、そうなると付き合ってないの!?
新入社員から男紹介してもらうってマジですか!?

もう何がなんだかわけがわからんままですけど。

「うまくいくといいね!」って力いっぱい言っといた!(笑)

嘘じゃないと思う。話が具体的すぎる。

始終メガネを気にしながら話してたけど。聞かれないようにね。


メッセージも書き終えて、同期も休憩終わって勤務に戻ったし、
メガネと新入社員も話してるし、(また注意してるよ…あ、でも久々か)

さ、ほんまに終わりやな、と立ち上がる。

着替えて、ほんとにほんとに「お疲れ様!」とみんなに挨拶。

メガネと新入社員にも言ったら帰れるんだけど…話してるし、待つ。


待つ。



待つ。



待つ。



まだかい!?!?!?…と思ったら、新入社員が泣いている。


「その涙を忘れんようにな」みたいなことをメガネが言うている!何!?

そして、背を向けてた私を追い越して前にきて座るメガネ。


「…………俺は泣かしてしまったんか?(笑)」

「…………はぁ(汗)」


ティッシュ持ってってあげようと思ったら、向こうで拭くもんあったらしい。

最後までいろいろあるなぁ(汗)これからこの店大丈夫かな。


でも、そんなんも今日で終わりや。


新入社員が落ち着いたところで「ほんまにお世話になりましたー」

もう車のキーも出して、鞄も持って、眼鏡もかけて、

「じゃ、お疲れ様で…」


「あれ、帰るん?」


「や、帰りますよ?笑」


「ラストしよーで」


メガネが「俺22時までおるよ」って電話でも言うてたし、

いくら最後だからって、「こりゃ今からご飯とかありえんわな」と思ったから、
もうさっさと帰ったほうが良いって思ってたから、帰ろうとした。(学習したね)


「あの、私最後なんですけど…(汗)」「やから、ラスト!」


「じゃあまずはここ整理するぞ!
 はい、とりあえず鞄おいてーメガネしまってーキーしまってー」


「はい、これ向こう運んで」

「えぇ!この力仕事はメガネさんの係りじゃないんですか!?」

「…おもーい(甘えてみる)←成長したね…!!(涙)」


最近、同期の件から、甘えてみることを実践してみてます。
それも女の技なのかと思ったから。

今までは嘘をつかず正義を貫き自分の思うままに言うてきたけど、
それじゃ損をすることをたくさん知ったから。


「おもーい!要、こんなのはこべなーい!」


「うるさい。運べ。」




上手くはいってませんが。何か?


ブーツはいてたのもあって、すっごい運びにくい。すべる。

でも、全部運んで、片付けて、「よし終わった!おつかれさまです!」

「セールの片付けするぞー行くぞ!」


2人で外へ。時刻は21時すぎ。

のぼりを3つずつ持って、また中に入る。

のぼりを持ってたら入りにくいので、ドアをあけて、一気にかけこむ私。


2番目のメガネ「あ!ずるい!お前!要!死ね!」笑


死ね…?(怒)  後で開けてあげたのに!

「メガネさん?冗談でも死ねって言っちゃいけないんですよー?」

「関西ではな?死ねってのはアホと同じ感覚なんやで?」

「知ってますよ?(ここ関西やし)けどね?だめですよ?」


説教。


ほんで、のぼり変えながら、思い出話。

「前変えたとき、要さんが引っ張って、俺が指にさしたよなー…あれはほんまに痛かった」

「やからすっごい謝ったじゃないですか。笑」

「自分でやったんなら諦めもつくけど、あれはほんまに痛かった

「ごめんなさいって!」笑


ほんで、のぼりを今度は立てに行く。今度はさりげなく5本持ってくれた。

ドアを開けて、3本持とうとしたら、無理矢理5本持ってってくれた。
受け渡しが面倒だっただけ…?(汗)

1本1本さして、垂れ幕も片付けなきゃーって
「(手順を)知ってる自分が怖い(笑)」

メガネが上、私が下をほどいて、持って帰ったら手は真っ黒。


「よし、着替えろ!」


「え?」


バタン。再び更衣室から出てきた私は、再び制服を着てた。

「あはははははは!!」Kさん爆笑。

「ねぇ…なんで私…」「細かいことは考えたらいかんぞ!さぁ仕事や!」


ヤケクソで「よっしゃー!いきますよー!!」って仕事。

昨日6時までかかってた話聞かなかったら、どうだったかなぁ。
私のせいじゃないよ。だけど、それでも申し訳なかった気持ちがあったから、
どれだけラストが1人だと大変か手に取るように分かるから。

新入社員を助けたい気持ち半分。後の半分は内緒。


22時であがっていく3人。ここからは、メガネ、うち、新入社員でラスト。

同期とかが、結構すんなり帰った。
こないだ遅くて補導されたって話をメガネにしたのが効いたかな。

オーラは相変わらず「お疲れ」って、ドラーイ。
Kさんは、夜に電話かかってた。翌日電話したら「お疲れ様言い忘れた!」って。
この子、だから憎めないんだよなぁ。

同期は、「帰って来る気がするー」って言うてたし、
「要さんと話したいから帰らないでね」って言ってたらしいけど、
それでも、一番ドライだったのはこの子かもしれない。
「お疲れ様」もなかった。忙しかったからってのもあるけど。


そういえばKさんが泣いたとき、
「なんか楽しい話してあげてくださいよー!」って言うたとき、

「要さんの面白い話してやろうか?Dの悲劇がな…?笑」
「やーめーてー!!」

意外だった。かなりたくさん覚えてた。店に泊まらせてしまったときとか。
あたしとのこと、少しは覚えてくれてたんだ。

嬉しかった。けど、やっぱその話はもうやめてほしかった。笑


だーッとラスト終わらせてるとき、メガネがある仕事を賭けてジャンケンを申し込んできた。


なんで貴方とジャンケンするとさぁ、あいこがありえないぐらい続くんだろうねぇ。

ほんまに。いっつもいっつも3,4回は必ずあいこになる。

「もう要さんのパターンは分かった」と豪語するメガネと勝負。

うちチョキ。メガネパー。勝利。


あたしだって貴方の思考は分かるよ。「分かった」とか言うと、
いつもあたし達が最初に出す「チョキ」やめると思ったんだよね?

でも私はそれが分かってたから、裏の裏をかいたよ。笑

そして堂々と「メガネさんの考えなど分かりきってる」と言う。気持ちいー!笑

「チョキは一番形が複雑やから、出すってことは頭の回転が速いってことなんやで?」

何回も聞いた!って言うと、また言うてたけど、何回も聞いた。

私はただ「勝利のピース」が好きやから出してるだけなんやけどね。笑


「じゃあ私、頭の回転速いんですね!」

「たとえば?」

「…うーーーん…」

「そこで悩むんは回転が速いんか?笑」



ごめんね、幸せそうな顔してたと思う。


なんで、いつもジャンケンがありえないぐらいあいこになるんだろうね。

ほんでもって、ラストに入る前に「まぁそれ相応の手当てはつけますから」



なんかの弾みで「お腹すいてきた」って言うのを聞いたメガネが、

「じゃあ終わったら吉牛行くか」って言うた。

「吉牛…」「まぁこの子は舌が肥えて!笑 前はついてきたのに!」

「行きます行きます!」別に嫌で言うたわけじゃないのにさ!笑


でも結局行かなかったんだけどね。
メガネが24時間起きてたらしいからしんどかったらしい。

じゃあ言うな。笑



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