2005年10月24日(月) |
いいことが、ありますように(後編) |
ほんでラスト終わって。ていうか、ラストん時も2人が話してたから、 やったことない仕事にも手を出してみたよ。
ほんで話が終わったみたいなので、 メガネは「じゃあ俺24時間起きてるから帰るわ」って帰った。
ひたすら「要さんいつご飯いくーん?」って連呼してた。
奢るからね…奢りだからね…私の。だから連呼するんでしょ!笑
「ほんと、お疲れ様でした!」
「ん?とりあえず今日はお疲れって感じなんやけど。全然最後やと思わん。笑」
相変わらずまだ帰って来ると思ってるらしいメガネ。
そして帰った後、全ての仕事を終わらせて、お腹もすいたし、新入社員と雑談。
なにげに帰りたくなかったんだよね。だってもう来れないじゃん。
さっきした仕事がお湯を使ったので、暖かくて眠かったけど。
そこで思わず言うてしまった。
「最近ラストがキツイ」と。それも辞めるというか、帰って来ない理由の1つだと。
「高校生と同じ扱いで時給も一緒なのに、なんで喋りまわって仕事終わらなくても帰れるのに、ラストは全部ツケがまわってくるのに」
すごい暴言はいてしまったと思う。泣いてくれたことは感動したけど、これは話が別。
「一生懸命やっても終わらなくてまわってくる仕事ならラスト喜んでするよ。でも、喋りまくって終わってない仕事を全部受け持つのはいやだ」
「最近特にヒドイ。いつも時間通りに終わらない。でも時給はつかない」
汚いやらしー話かもしれないけど、言うた。
そしたら新入社員も 「あたしがなめられてるのかもしれないけど、最近ほんとにひどいよね」
今、プロが入んないから、ラスト入るのは私と新入社員だけ。
しかも新入社員なんて22時から1人だから、なおさら負担が大きい。
だから、 「私は昨日6時までかかったの、まぁ少しかかりすぎだなとは思うけどしょうがないと思う」
それでもメガネには「もっとバイトを上手く使え」って言われたらしいけど。
まぁそれも必要なんでしょーけど、同時にバイトの意識改革もしたれ。
いくら高校生でも、給料もらって働いてるんだからさ。
でもメガネも気づいてないわけじゃないらしい。 「同期とKさん一緒に入れたら仕事しないの分かってるから、 シフトずらしてたんだけど、最近人が足りないから」
どうしてもかぶる、と。
店長問題もすっごく大きくなってるし、高校生は仕事せんけど贔屓はされるし。 どうなるのよ、この店。
ラスト中に、「俺、要の弱みにぎってるからな」って得意げに言われたとき、
離れた場所に新入社員といたので「なんかメガネさんの弱みないですか?」って聞くと、 「あれ(同期のこと)言えば?」
「いや、あれは無理ッス!冗談で終わらないッス!重い!」笑
「店長もメガネも贔屓あるもんね………」
結構新入社員とは入るポジションが一緒だから分かってもらえる部分が多かったりする。
それでも新入社員に「でも新入社員さんも早くあれ覚えないと困る」って言うた私が立派。
結構、みんなを非難した私。もう最後だからって魔法だね☆笑
「がんばっても何もないなら、そんなとこで私は働きたくないです」
「でも私、要さんいいなって思うよ。頑張ってるって思うよ。」
…ありがとございます(;_;)
自分なりに頑張ってきたつもりだったのよ。 どんな時間からでも店に貢献して、どんな形でも店のこと考えて。 意見を求められても求められなくても言ったし、媚びたりしなかったし。 いつも真正面でぶつかったから、その報酬も自然に期待してた。
けど、もらえなかった、報酬。お金じゃなくてね。
欲しかったものも全部とられていったし、何も得られなかった。
ただ「いい人」っていう称号だけは、あたしは持ってたんだろうけど。
でもそんなの、損ばかりだったよ。何やってんだろう、私。
でも、「がんばってた」って言ってくれる人がいた。泣いてくれた人がいた。 あたし、少しは、少しは自分を誉めてあげていいのかな。
新入社員が泣いた話になって。「びっくりしました」
「なんか、止められなくなって。でもよくメガネさんの前では泣いてる」
「そなんですか!?意外!」
マイペースな人だから。気にしないのかと。「最近、情緒不安定で」
「昨日も1人でラストしながら泣いたし」
「あー終わんなかったら泣きたくなりますよねー!」
「今、結構板ばさみなんや…」
店長問題で、店はすごいことになってるし、別支店の社員も巻き込んでる。
きっとメガネは何かしら仕掛けるんだろうし、辛いの、よく分かる。
「最近、やめようかなって思うこともある」
えぇぇぇぇえええ!!!
「でもこないだ「社長にクビきられることはあっても、自分からは絶対辞めん」って言った新入社員さんがかっこよかったから、辞めないでください!」
ど、どうだろう。それは本気で思ったことだけど、 辞めて良くなることも悪くなることもあると思います。
「やめないよ、やめないけど」
心配だなぁ。
Kさんもどうやら辞めよっかなって話。飽きたらしい、単純に。 それに便乗して同期もやめようかって話。え、ちょっと待て!笑
フクも3月には辞めるらしいし、オーラも卒業だし。 1/2も就職するし、S君も辞めたいって言ってるし。
グダグダだなぁー、オイ(汗)
ごめん、Kさんのも、私が口火を切ったかもしれない(汗)
「あたしも一緒にやめようかなー…」ってつぶやいてたし!!
結局、オーラも「え、あんた帰ってくるんやろ?」プロも「帰ってくるんやろ?」
みんな、いくらあたしが延期延期で辞めるやめるいうてもいたからって!!
そりゃ正直帰りたいけど…………。
「今のままじゃ帰りたくない」
もう、新入社員を通じて伝わるなら伝われ。気づかれてナンボじゃ!
で、その高校生が責任を持って仕事をしないという件。
新入社員「あたしは社員やから、それは自分の責任ということで、言えないのよね」
要「あたしが言うた方が、手っ取り早いんですねー…」
「あたしが言うたら、よっぽどやと思ってくれるやろうし」
でもそれに関連して、「あんた贔屓してますやん」なんて言えるか!?
でも、高校生が仕事してくんないのは、ぶっちゃけ言いたかった。
だってこれからラストする人がかわいそう。
そして気づいてないメガネと店長に腹が立ちます。
S君も良いように使われすぎ。同情もしますわ。
そして話はとびますが、土曜日3時間だけ牛乳さんとかぶってた。
前に会ったときは調子悪かったからほとんど相手にされず、逆に怖かった牛乳さん。
一緒に仕事をする時間は確かに短く、忙しかったですが、
「もーあと30分で一緒に仕事できるん最後ですよー?」って言う話題にて。
「いや、俺はよあがりたい。あ、でも要とは仕事したいよ!?」
前に「土曜で会うの最後」って話をしてたとき、「えーやだー」って駄々をこねた牛乳さん。
「やめんとってー」って言うた牛乳さん。ほんまか嘘か?笑
しかも、ちょい暇になったときに、冷蔵庫の前でつぶしたダンボールの上に倒れた牛乳さん。
爆笑しながら大丈夫ですか!?「打った…背中とケツの間…!」笑
倒れる瞬間までばっちり見た私。何やってんですか!笑
あがるとき、なんか素直に対応できなくて(混んでたし)
「おつかれ」って言われたけど、顔むけれんくて。
苦し紛れに最後「手伝って!」って着替え終わった牛乳さんを困らす。笑
「嘘ですよ。笑 お疲れ様です!」
「お疲れ。ごめんな。またな。また飲みに行こうな!」
「絶対ね!」最後に叫んだ言葉は、第一歩。
別にそういう意味じゃなく、素直になろうって思ったから。
そういうのに、素直に対応できなくってさ。私。ひねくれてんのさ。笑
「おう!」って元気な返事が返ってきた。
社交辞令でもなんでもいいの。綺麗な終わり方ができて良かった。
っていうか、この人、慣れすぎなんだよ〜…(汗)
うち、ものっすごい驚いたもん。
「そういや風邪大丈夫ですか?」
「いや、大丈夫じゃない。今年の風邪はしつこいわよ〜(おばさん風)」
「やですね〜はよ治してくださいね〜」←こんなんも進歩。
「うつしてあげようか?」
「いや、いいです(え!?え!?)笑」
「接吻で」
「あははは(笑)」
ちゃう、乾いた笑いでかわしたけれども!! うちこういうの慣れてないんだってばー! 冗談でも自分がそういうこと言えないからさー!!
いやー!びっくりしたー!笑
わーん!びっくりしたー!笑
おかげでその次の日の夢に牛乳さん出たよ。笑
なんでこんなに楽しい職場去るんだろうなって思うとキリがなくて。
嫌なところもやっぱりいっぱいあるから。
これ以上嫌いになりたくないよ。
「え、返って来るんでしょ?」
「卒論終わった?」「卒論いつ提出?」
「やだーやめんとってー」
もう巻き込まれないために、関係を切るために辞めるのに、 どうもこう、ちゃんと辞めれない。
後は制服を返しに行くだけ。なのに、こう、ちゃんと出来ない。
制服を返せば、みんな自然に忘れて、「過去の人」になる。
きっと何ヶ月も経ったら、忘れられてる。その前になるかも。
なのに、そのうちまた呼んでくれたら戻りたいなんて考えてる自分がいる。
S君が「自分がいなくなって店を困らせたい」…同感。
でも充分店が困ってんのは見えたよ。だから助けたんだもん。
次のバイト先、夢関係でいいとこがあるかもしれない。
もうやっぱり制服返そう。これで終わりにするんだ。
夜の風。秋の空。2人で外に出たとき、全てがよみがえった。
吉牛だって行きたかった。最後に。
きっと食事は行かない、かな。行ったら、きっと………。
これまであった話をたくさんしてくれた貴方が、意外で、嬉しくて。
仕事にプライド持ってる貴方がやっぱり好きで。
いろんなことがあったよね、1年ちょっと。毎日考えてた。
どんなことがあっても1番になれないのに、いつも1番1番て。
叶わなかったけど、良い恋をしました。ありがとうね。
やっぱり同期は先輩の話をするとき貴方を気にしてたから、何かやっぱりあるんだろうね。
絶対来るんだろうなって携帯を見たら、案の定貴方からメール。
「今日は手伝ってくれてありがとうな」
落ち着いたらご飯食べに行こうって。
最後お疲れ様って言う前に「15日はー?」って具体的な日取りまで決め始めてた。
貴方にそんな事実がなければ、死ぬほど嬉しかったのに。
好きでいたかった。もっといろんなこと一緒にしたかった。
1番じゃなくてもいいから。友達でいいから。
でもそれが辛いから、もう終わりにすることにしたんだ。
やっぱり1番がいいから。
ずっとの友達にはなれないでしょう?貴方にはいっぱいそんな人がいる。
だから、食事に行ったら、もう口実がなくなっちゃう。
だからやっぱり行きたくないよ。
「そんなことより、牛乳さんの体の方が心配」ってのを言えたり、
冗談を流せるようになったりとかできるように努力するし、
スカートをはくようになったり、髪をのばしたり、
素直になろうと思えたのは、やっぱり貴方のおかげだから。
私の話をたくさん聞いてくれてありがとう。
最後に一緒に仕事できて良かった。
負けず嫌いって言ってくれてありがとう。
たぶんあの時からだ。好きになったの。
1年の夏。
大学に落ちて、短大も楽しくなくて(まぁ今もそうだが)将来もわかんなかったとき、
何もやりがいがなかったとき、自分なんて何も持ってないって思うけど、
周りにものすごく疎外感を感じて、見下してしょうがなかったとき、
もうだめなんじゃないか、何もないんだなって思ってたとき、
「負けず嫌いやな」って、言った。価値を見出してくれたと思った。
あたしには最高の誉め言葉だった。
ありがとう。ぜーったい見返してやるから!!
そしてまだ、制服を返しに店に行くんですけどね。笑
みんなへの挨拶に、「お店にいいことがありますよーにっ!」て書いた。
良い方向に向かってね。あたしも新しく歩き始めるから。
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