2006年03月29日(水) |
But it "was" my special.(前編) |
最近の私のキーワードをざっと。
1人暮らし、小池徹平、小林聡美、瑛太、アンフェア(まだ…) 料理、友達作り、乗り換え、電車、節約(まだ懲りてない)
そんな感じで、私の料理は何でも大味だということが分かりました要です。
さて、題名のこと。
引越してからと、引っ越した後がバタバタしてたので書いてなかったな。 書かなきゃいけないわけでもないけど、 さんざん今まで書いてきたので締めくくりとして。
あと、私の経験を無駄にしないために。
私の痛い話、どうぞ。
3月3日。
メガネとお食事会に行ってきました。某居酒屋さんへ。
その日のことは、もうあれなんですけど…うん。書く。 10分前に着いた私は、もうドキバクですよ。
めっちゃ寒い日だったのでスカートは無しでした。(ごめんアドバイス…)
7分遅れで現れた貴方の格好にびっくりした。ジャケットとか着てはる!!
店の制服か、寝る5分前みたいな格好かしか見たことなかったため、 ちゃんとしたそんなカッチリした服着られるとは思わなかった!!
暗闇の中でスーツかと思ったほど。革靴とか履いてたぜ…(信じられん)
遅れたことには何の謝罪も無く(メールであとちょっととは来たけど) (まぁこういう人だから別にかまいはしませんが)入店。
絶対こういう店慣れてないだろうに、まるで慣れたかのような仕草で。
なんか不自然だなぁと思いながら入店第一声が「めっちゃ便所行きたい」
「もーはよ行ってくださいよ(笑)」
ファーストドリンク頼んだ後にトイレに立ったメガネ。
もうテンションが変なんですよ、私。どうしていいか分からんくって。 1人で「あぁどうしよう…」とか思ってた。
なんであんなちゃんとした服着てくるのー!初めて見たよあんなのー!
帰ってきておしぼりふきながら「ごめんなー要に悪いお知らせがあんねん」
「明日5時から仕事に急遽決まったから、9時には帰らないかんのや(笑)」
「へーそうなんですかー」
そりゃ内心がっかりしましたよ。笑
でもお仕事ならしょうがないよねーって思った瞬間。
左手の薬指に光る指輪を見つけました。
笑い事じゃないです。マジです。
アクセサリーなんて何も着けない人が、時計さえ着けない人が。
私の、好きな人が。
今、目の前で薬指に指輪してる。
もうそれを見た瞬間、食欲がガックーンと下がりましてね。
ちゃんとお腹すかしてきたはずなのに、全然食べれなくなった。
「メガネさん、うちなんか食欲無いんで、食べてください」
ずーーーっと、ずーーっと、ずーーーっと、左手ばっか気になって。
話してても何してても気にしないようにしても、目が左手ばっか追いかける。
「どしたん、なんか食べてきたん?」
そんなわけあるかい。1週間前から用意しとったわい。
しかも7時からの食事なんて、いつもの私から言えば、お腹すくに決まっとるわい。
でも食べれない。指輪が気になって仕方が無い。
なんか、会話も全然スムーズにいかなかった。
まるで別人と話してるみたいだった。
専門学校へ行く話をして、引越しする話をして、
お金の話題になったときに、お金に対する考え変わったわ〜ってなって、
前は「使うためにある」って意気揚々と語っていたのに「貯蓄の大切さが分かった」
他にも、いっぱいいっぱい変わってた。
前日に店長達のとこ行ったのも知ってたから、
「店、大変そうですね」って行ったら、「俺大変やと思ったことなんてない」
なんか、なんか違うよ…違う人だよ…。
もう指輪が気になってずーーーーーーーーっと目でおっかけてたと思う。
私ナンコツとドリンクくらいしか食べれてない。
しかもメガネが頼むのも手羽先とか食べにくいもんばっかり!! それもまた食欲を下げてしまったかな…。
奢る奢らんの話は、うちが「奢る」って賭けてたのもあったけど、
本音では、「この人は絶対奢らせんだろう」と思ってた。
なんせ最後だし、なんせ年下だし、女の子だし…。
甘かった。
私ほっとんど食べてないのに、5000円近く払いました。
「半額でいいよ」と言われたけれど、そこは私が意地になるのは分かってるくせに。
いつも強行突破してでも払ってくれてたのに、この日は違った。
あっさりひいた。前日友達と練習した「ごちそうさまです♪」を、可愛く言われた。
ていうか、私ほとんど食べてない…のに…。(金額にして1000円)
レシートに書かれた「客層:カップル」が痛かった。
貯蓄に目覚めたとか、奢られるとか、結婚するのかな…とか。思う。
私、何がしたかったって、挨拶がしたかった。ちゃんと。
実質1時間半強の、スピードお食事会でした。
でも終わりは、終わりぐらいはきっちりしたかった。
「1年半、お世話になりましたー!」って言った。
「いえいえー」それぐらいで終わっちゃった。
負けず嫌いって言ってくれたこととか、いろんな場面で救われたこととか、
本当は信じてたこととか、たくさんたくさん感謝したかったのに、
あまりにあっさりと終わる貴方に、腹さえたった。
それで「じゃあねー」ってなって、足早に去られた。
別々の車に戻る私達。手前に止まってた私は車内に入ったらもうボー然状態。
放心状態で運転なんて出来ないから、携帯を開くしかなくて、 でも何をするわけでもなくて、
ピッて聞こえたクラクションが、最後の貴方でした。
行こうかと思った。左に曲がるのを待ってる貴方の傍に今すぐ行けば、
言えたらいいなぐらいにしか思ってなかった告白が出来るかもしれない。
迷った。短い時間、放心状態の中。
けど、もうショックすぎて体が動かなかった。
去った後、車内で嗚咽するしかなかった。
こんな終わりだけはしたくなかった。
指輪に気をとられすぎて、話す話題が何度も同じこと言ってしまった。
「あと2週間しか(地元に)いないんですよー」
別に何かしてほしいわけではなかったけど(いや、ほんまはしてほしかったのかも)
そういうの何度も言うと、何かしてほしそうに感じるよね。
「なー、行くまでに何かできたらえぇのになぁ。じゃあ遊びに行くか?」
え?と思ったのもつかの間、
「みんなで」
別れ際、「じゃあみんな誘えよ。俺はついていく」
「みんなで」って、罪な言葉だよね……。
なんで今日に限ってちゃんとした服着るかな。
11時に寝るのに9時に解散する意味ってなんなのかな。彼女のとこ行くの?
どうしていいか分からなくて、バイトが終わったであろう友達に電話。
今から迎えに行ってもいい?と、迎えに行く。
来た友達は「どうだった?」って聞くけど、私はもうほぼ無言。
ごめん、こんなんで迎えに行って…でも運転出来てるだけマシだと思って…。
「なんで指輪つけてくるかな…」と言ってくれても、それはそうでしかなくて。
その次の日から、寝ても覚めてもリフレインでした。
告白もできなければ、感謝の言葉さえちゃんと言えなかった。
悔しい。悔しい。悲しい。
こんなのは嫌だ。せめて、せめて。
必死にその日のうちに打ったメール。
「負けず嫌いって言ってくれてから、いろんなことが頑張れた」という内容。
返信は、帰ってきませんでした。
…あぁ、痛いなぁ(苦笑)
「私の1年半は、なんだったんだろーなー…」
そんなことを考え続けて辛かったけど、救ってくれたのは友達と、ビラバイト。
友達が、すぐに会ってくれたり、話聞いてくれたり、 「告白したいなら深夜1人になるん一緒に待つよ!」って言ってくれたり。
ビラバイトは相変わらず3月はできんと言いよんのに仕事持ってくるし(笑)
というか、お食事会も行こうかーってなってたけど、うちの予定が合わず断念(汗) クール社員さんと内勤お姉さんともう1人と行きたかったんだけどな〜…
でもバイトはさせていただきました。バイトしてれば一瞬は忘れられる。
後は、1人暮らしの用意を急ピッチでしてたから、 ひたすら電器屋とホームセンターかけまわったり。
そういうのがあって、そのことを考える時間は何もしないよりは減った。
だけど「私がバイトについて考えてきた時間とか想いとか…」はやっぱ思っちゃって。
モヤモヤするのは、これは長期戦だろうなと覚悟はした。
ビラバイトも「おつかれさまでした〜お世話になりました〜」ってのは結構ドライだったな。
だけど、最後ちゃんとクール社員やらお姉さんが見送ってくれて、 ちゃんとした終わりができた。気がする。
終わってないのは元バイト先だけ。そんな気持ちで。
後半へーつづくっ!
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