日記
毎日、無駄なことなんて無い。

2008年03月09日(日) 卒業式(後編)

まぁそんなこと思いながら、結局1年のときの同じクラスの人達が集まって。
先輩だけ専攻違うから質問攻めにされてました。

私はこないだ学校で話をしてたので、ある程度会話の内容はおいついてたので黙って見てました。

アドレス帳に書いたアドレスについて聞かれる先輩。
なんで●●なの?って聞かれてて、私もそれは思ってたけどだいたい予想はついてた。
案の定サッカー関連のことで、声がかぶって嬉しかったよ。

「宮本、海外行かん方がよかったよなぁ」って言われて、
「うん!でももう宮本さんは(どうでもというか、なんというか)いいよ」

って言うたとき、脳内は「先輩のことはもうそういう好きじゃないよ」って変換してました。キモイ?

ほんまに久しぶりやったから、話するの。新鮮やった。

なんか会話もキョドらないからか、スムーズで。

携帯変わってたの知らなかったな。結局髪きってないな。
あいかわらず細いなぁ。お酒飲んだら目元が赤くなるの変わってないなぁ。

とか思いながら。(え?きもい?)    ↑そら変わらんわな。


暗い中、ミラーボールはまわって。

明日朝早いから帰ろうかなーとかなってるとKジーの後輩登場。
2人が話し込むので、もうしばらくいることに。

あーもうそれにしてもクッションがもふもふー
どっちもクッション抱えながらorもたれながら話しましたよ。

Nっちはひたすら「先輩老けましたね!」って言うてたよ。6歳差のこの痛い一言。笑
まぁ先輩もネクタイを胸ポケットにいれてましたからね。サラリーマン!笑


先輩がアドレス帳を書いてる間、Nっちと振り返ってた2年間。

お互いwebがやりたくてここへ来て、他にももっといるんだろーなって思ってたら最初2人で、他には誰も最後まで残らなくて最後も2人で。

わかんないわかんない言いながら、先生に冷たくあしらわれながら、それでも2人卒業制作はwebでした。

ずっとお礼が言いたくて、お礼を言い出すと泣けてきて(っД`)'・。

「Nっちがおらんかったら、絶対最後まで貫きとおせんかった…!」
「何気に2人で絶対負けんって競争してましたよね!
 webのこと分かってくれるの要さんだけで、あのときもすごい嬉しかったです…!」
「Nっちがおってくれてよかったようおうぉうぉう!」
「私もよかったです!」

最後2人泣き。飲み会の真ん中より右で。

「もしも違う職業になっても、絶対独学で続けて、いつか一緒にやろうなぁ!」
「早くて3年後ですよ!私もがんばりますよ!やりましょうね!」

「Nっち、泣かさんといてよバカー!(←ひどい)」


今までこんなことなかったなぁ。感謝の気持ちを全面に押し出して、言おうと思って言えて、しかも溢れて泣くなんて。

高校とか短大で、
「みんなありがとう!めっちゃ楽しかった!うちら一生友達やんな!」
って言うてる人を、心のどこかで理解できてなかった。

失礼な話。ほんまに申し訳ないけど、そんなこと思えなかった。

でも、今はみんなに感謝して、がんばったねって言えて、一生友達でいたいって思う。

そういうのがばんばん溢れて、Nっちには特にお世話になって、
「年上やのに、なんかいつも頼って、ごべんなぁ〜!!」←コラ

人前でなんて泣けないのにさ。泣いたよ。びっくりだよ。


したら、先輩が書き終えて、気づいてさ、

肩ぽんぽんって何回もしてくれるんだよ……

右肩じゃないよ、左肩よ…?(先輩は右側)


あーもう、泣きの理由が変わるじゃないか…!!!(っД`)'・。


先輩女の子と仲良いけど、触れてるのはあんまり見たことないし、あーもうびっくりだよ…
いや、触れてるやろうけどさ…

肩、なぁ。

某眼鏡のことでも思い出す、肩。
でも、初めて先輩が隣に来てくれたときにずっと触れてた右肩の熱さも覚えてる。

あほかー!!そんなん意味ないねんからはよう忘れーい!とかとも思う…けど…
いいじゃん!思い出なんだし!もうなにも望んでないし。(´◇`)

しばらく涙抑えるフリして、照れんのバレんようにするのに必死やったよ…
へへ…ごめんねこんなんで…


ケーキでてきて。

トイレ行ってたら切り終わって出てて、「やった−!うちのいちごのってるー♪」とか言いつつ食べてるとき、

「いちごって最初に食べる?最後に食べる?」ってみんなに聞いたら、
Nっちは「先」で、先輩と私は「後」でした。

で、先輩のイチゴのってないから「やったー」とか言うてたら、
「ちょ、あっち向いて」って言われて、あ、とるフリするんやなぁと思ってむいたら、

ひょいぱく。

ほんまに食べおった!!


「え…!あ…!!」

「……?あ、要さんのいちごがない!」


え、そこはフリやろ…!?ほんまに食べるか!笑

いちごすきなので、本気で落ち込みながら、ボケました。


「…先輩、あのな、ずっと言いたかったことがあるねん」
「なに?」

「いちごな、2つにスライスされてたやん?で、最後に食べるって言うたやん?
 でもな、2つあると、中間でも1回味わえたやん?それをな…」

「いや、たぶん一緒やで(・∀・)」

「ちゃうわ!2つあったのに…………(´;ω;`)」

「じゃあ俺のリンゴあげるから」

「リンゴよりイチゴが…」

Kジー「たぶんそれパイナップルやで」

「パイナップルよりイチゴが……」

「わかったわ、じゃあ今度ケーキ食べにいこう」

「ほんまに?絶対な!」



ボケの1つなのわかってるよ?うん。……。

「絶対忘れんとこ!」

Kジー「そのうち同窓会したらイチゴがって言われるんで(笑)」

「えー、そんなにー?」

「もうイチゴ見るたびに思い出すわ…」

まあそんなボケしながら、私のイチゴは食べられたわけです……。

「そんなんやから右の階段登るんやわー!」「それな(笑)」

何も食べることないやんなぁ……(っД`)'・。
パイナポーおいしかったけど…

途中、ケーキおとすしさ私…ほんで先輩拾ってくれたけど、ありがとう…
ストッキング生クリーム…エロい…(違)

前は、こんなことあったら胸キュン大爆発やったんやろうなぁ。
これで1ヶ月ぐらい余裕で楽しく暮らせたやろうなぁ。

ああ、懐かしいなぁ。


すきだったなぁ。それが某眼鏡に適うものかどうかは別として。

「あのころ楽しかったなぁ」って言う先輩に、嬉しく思うのはきっとみんな一緒じゃないよ。
私が一番嬉しく思ってると思う。

3ヶ月授業一緒やったのに、ほんまに喋ったのちょっとで。

でも、最後の卒業式の日に、いっぱい向こうから来てくれて、
あの暑い夏の日の後に関係が変わった気がした理由は、
嫌いになったわけじゃないんだよねって思った。

よく覚えてないけど、失敗したと思うからρ(-ω- )

話をする中で、「俺もいつまで続くかわからんもん」って就職の話をしてて
(そういや彼は公務員になりたいとか言い出してたよ。真反対。笑)

「でも先輩は、ぐちぐち言いながらもきっと頑張るよ」
「俺ほんまマイナス思考やからなぁ」
「え?そうは思わんけどなぁ。うちのほうがすごいもん」
「プラスに考えられへん」
「私やって!じゃあ愚痴部な(笑)」

うん、先輩は途中で愚痴愚痴言いながらも、結局最後はやる人。
卒業制作のだめだめっぷりはすごかったけど。あれ?と思ったけど。

まぁ、そんなこんなでおひらきです。

結局最後は、先頭集団についていけないまま違う駅だからフェードアウトという終わりでした。

そういや肩ポンポンお礼言い忘れた!と思ってメールうっとこうと思ってたらメールきて、
卒業制作のアドレスおしえれーだった。えー教えたくないなぁ。。。と思いながら教えといた。
ついでにありがとうも言えて、よしよし。

でも返信きてない。ガーン。まぁいいや。



最後までわかんなかったなぁ。先輩。

いいひとで、ちょっと今までに見た事ない人で、自由で、でもちょっと弱気なときもあって、愚痴るけど最後はちゃんとしてて、
人当たりよくて、女の子の友達多くて、サッカー好きな、うん。そういう人。

好きになったときあって、よかったよ。うん。幸せになってほしいなぁ。


1年のクラスで集まりたいって言うてくれて、なぜか私が嬉しくて、
じゃあ帰るわって言うたときに「またクラスの集まりで会おうな」って、
それが「2人」やったらまた違うとこに気持ちがいくんかもしらんけど、

うん、よかったよ。好きになれて。

これからも続けば言うことないけど、数ある女友達のうちの1人の私は、きっとそんなに近くにはいられない。

あのとき告白もしなくて良かったんじゃないかな。しても良かったけど。

結婚の話題が出たときに、必死に話題を変えたの私ですけど。笑


でもなぁ、やっぱなぁ。

飲み会に遅れて行くときに、ふいにメール来て「要こんの?」ってあってさ、



あーもうどうしてそういうことするかなぁああ〜〜〜!!

メールなんてしばらくしてなくて、3ヶ月に3回も喋ったらええほうで、
1ヶ月会っても見てもないのに、
いきなり来るメールでそれはなにさ〜〜〜!!

しかも約束とかそういうこともしてないし、行くって言うたっけ?レベルなこと。

嬉しくなるやんか。「行くから待ってて」ってメールうっちゃったやんか!

でも行ったら行ったで3時間後に初めて喋るくせに!なんやねんこれ!


最後まで不器用でした。また。

結局、1人で舞い上がってたのねぇ。いつも。それは、彼にとって普通のこと。
これではなく、「それ絶対、好きな人にしかしないよ〜〜!」って言われることも、彼にとっては普通にできることやねん。

あぁ、勘違い。あぁ、勘違いデイズ。勉強になりましたよ。


それでも、楽しかったよ。


学校が、短大の数万倍楽しかった。

みんなやりたいことがあって、みんながんばってて、みんな好きだった。
いろいろほんまいろいろいろいろあったけど、こんなに楽しい生活があることにびっくりよ。

これから先、デザインをやめる時がきても、ここに来たこと後悔しない。
なんでこんなに心が穏やかなんだろうと思うぐらい。

就職さえ決まれば、あとはばんばんざい。


帰りの道、1人で駅の出口まで歩くときに、いろいろ思って泣きそうだった。

みんなありがとうって、思えるんだね。高校のときのあの子達みたいに。

さんざん迷って、さんざん泣いて、悩んで、でもここに来て良かった。

「充実」なんてもう、できないと思ってた。


それにしても、また思い出の1曲ができちゃったよ。

背中越しに見てたあの子はこのときいなかったけど、aikoの新曲「二人」。

先輩との思い出の曲は「シャッター」と「二人」やね。



「二人」

♪夢中になる前にわかってよかった もう一度だけ手が触れた後だったら
 きっとだめだっただろう 怖くなってただろう 止まらぬ思いに
 隣に座って声を聞いた 何が好きなの? 何が嫌いなの?
 今こっちを向いて笑ったの? あたしに向かって笑ったの?

 見つめられれば 恥ずかしいけど 目をそらしたら気づかれそうだから
 同じようにあなたを見た 吸い込まれそうな瞬間


♪あなたはあたしの時を止めた 帰りの道が見えない

♪一緒に撮った写真の中に夢見る二人は写っていたのね 
 後ろに見える観覧車に本当は乗りたかった


とかね。(引用元:aiko「二人」)


最後の日、いろいろなことが、良かったと思った。

しあわせになってね。私もがんばる。私もしあわせになる。




そしていつか、「二人」でケーキを食べに行こう。


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