世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年05月09日(木) A2 をみる

sakurannkoさんによれば、もう梅雨に入りかけているんだという。
それは、それは、だ。
そんなわけで、今日も肌寒い日。

FDSの会合。すごく久しぶりにマチコさんが来て嬉しかった。
今日のテーマは「安全な食べ物」
わたしはごっくん、みんな分。Sさんは和歌山の梅干し、Mさんは生協のクッキー、Aさんは「もろみ酢」、それぞれ、本物の味だ。シンプルで、ごまかしがない。ただ、もろみ酢、少しだがアルコールが入っている。それは、飲んだら、身体が暖かくなったのでわかった。
「これ、アルコールが入っているよ、さすがに泡盛のしぼりかすからだし」といったら、え、そうなの?と持ってきた本人が言う。
そうですよ、温かくなるのはそれです。
Aさん 「わたしはまた身体の脂肪が燃えているのかと・・・」
それはそうでしょうが、アルコール力です・・といったら、彼女、びっくりしていた。なんか、かわいい、な。

その後、渋谷のあのうまいご飯の店で鯖の焼き魚定食(ヤミー!!)を食べて東中野のbox東中野へ。
途中で、なんとたまちゃんのお父さんから電話が来た。
きけば「あの書き込み、みました、お知り合いなら、迎えに行ってお世話をしますが」という内容。
なんと優しい、ありがたい。
今朝出る前に談話室のある方の書き込みにわたしが「レス」した。お医者に行った方がいいと。それを見てのことだった。知り合いではありません、が、わたしも足に故障を持っているので人ごとではなくて、とお返事した。
一緒にいたsakurannkoさん、びっくり。
実はその前に19日にたまちゃんとお遍路に行くという話をしたばかり、数秒も経っていなかったから。
「これがお遍路の不思議?」と彼女はいいました、はい。

さて、A2の感想。
あのAの続編。あのオウムの、ここ最近(といっても2000年前後)をおった記録だ。すべてがオウム排除闘争の様子。そこで生まれてくるオウムの人と町の見張り小屋の人たちの交流。これって、どんな映画よりも面白い。
確か、以前、足立区のオウムとその周辺の人たちに交流が生まれているというのをニュース23でほんの少しやったことがあったが、それを、今度は群馬県藤岡町で見せてもらった。
町の人たちはオウムの人から「ぼくたちのことよく知ってよ」と言われてオウム文書(冊子や本)をもらったり、彼らが撤退するときには見送りまで来て・・・見張り小屋の撤去はオウムのメンバーも手伝うし。
なんか、でも、それがすごくいい景色で、見送りに来ていたおばさんが「でも、それなりにえらいわよ、みんなに何を言われてもされてもひとつのことを曲げずにやり通してさ、人間て、ぐらぐらするし、曲がるし、なんだけださあ」といっていたけど、これもまたすごくまっとうな言葉だと思う。
書きたいことはいっぱいあるけど、映画がでかすぎて描けない。(もう一度、見に行きたいくらいだ)
今回も下品なのはマスコミ、その次ぎに警察、だ。
右翼も出てくるけど、それが「新聞は書いているけど、オレたちは立ち退きなんて行ってネエよ、あれは間違いだ。ウソだ。あいつらどっかへ行けといったて、どこへ行っても排除じゃしょうがネエだろ、だから、話し合おうっていっていっているんだ」みたいなことをいっていて、まともなんだよねえ。
(映画のエンデイングの協力者にその右翼の名前が出てきた(^^))

そう、ある信者が言っていた「ぼくが衰弱で入院、ということで病院につれて行かれたときもあれは拉致、でした。
だって、暴れるぼくを何人もの警官が羽交い締めにして連れていったんだから。病院で医者に何ともない、といわれて、でも入院させて下さい、もう連れてきたんですから、とかぼくの前で頼むんですよ」
「で、その記事は、信者衰弱で、入院搬送」
それを書いた記者、その様子を見ていたんですよ、ぼくが衰弱なんかしていなくて、拉致状態だったことを。それなのにどうして衰弱と書いたんだ、と訊いたら、だって警察発表がそうだった、ということで。彼、居心地わるそうでした。
この頃のマスコミって、たいがいこれ、かもだ。

この映画の監督の森さんが「日本がすごく劣化してきている」というの、わかる気がする。「ホント」が報道されない。少なくとも、この映画に出てきたような交流は絶対に、だ。

素朴な感想を言うと、オウムの信者、みんないいヤツなんだよね。あの上祐氏えも・・・。それはsakurannkoさんもいっていた。
この映画、TVでながしたらどうかな。
少しだけ、ウソと虚飾のTVが浄化されるかも知れない・・。

旅から帰ったら、少し「A」関係の本をまとめて読みたい。
このところ、正しい読書をしていない、気がする。

二人して溝の口に帰ってきて「和民」に行った。
安〜〜〜い。
お酒が日本盛り系しかないのが困る、が、それくらいだ。問題は。
肴のお味は、この安さ、にしては、上出来だった。
ウソかホントか、野菜は有機とかっていうこだわりも見せているし。
和民が安くて、うまいはきいてはいたがそうなのね、を実感。
ただ、味つけは若者系ではある。
会計の時に「なにかお気付きになった点は?」と聞かれたので、「美味しかったよ、安いし。女の子はかわいくて愛想がいいし、ただ日本酒の種類を増やしてよここれってオヤジ系のリクエスト?

またまた、するべきことをしないで気持ちよく寝てしまったわたしであった。



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