世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年05月08日(水) そこまでいわれてもなあ・・

昨日の疲れでパッとしない一日であった。

曇天の気分に追い打ちをかけて下さったのは、T新聞のS氏。
写真の要求がすごい。
腰から上しか写っていないのはダメ、とか、背中の写真はダメ、とか、下が切れているのはダメとか、札所ににぎわいが、もっと欲しいとか、結論的に使えないとかって。
そんなこと、はじめていわれたよ。
今までの本のモノも、べつの某新聞社の写真も、自分のとったヤツだったけど、ここまで要求する人はいなかった。
そりゃ、自分がうまくないのは知っている。
でも、私はプロのカメラマンじゃない。
ここまで細かくいわれると、ずいぶんじゃん、と思う。ここまでいろいろというんだったら、私が出かける前にいって欲しかったよ。
じゃ、T新聞のその欄の写真がみんな足が切れていないか、人が切れていないか、にぎわいがそれらしく的確に伝わっているか、というと、とんでもぎっちょん。
「にぎわう弘法市」(1月掲載分)なんて背中姿の写真で、ぎっちり切れているよ。弘法市をよく知っているわたしからみれば、何これ?的なにぎわい写真だしさあ。
でもまあ、わたしはこの日付のモノを参考にしたんだけど。
あれがよくて、わたしのがダメなんてどういう基準じゃ。
けっこう、気分屋さんかも、s氏って。

取り直しにいけということだったが、わたしは次の日曜、その次、とずっと不在で、それは不可能、原稿に問題がないというのだったら、あげます、原稿料要りません、一回かぎり転載なしということで、お使い下さい、ほかの方の署名でもいいです・・・最後まで仕事ができなくてご迷惑をお掛けしたんだから・・・・それにあれほど細かい要求にこたえる写真を撮る自信がない、と話して電話を切った。。

そもそも要求の中に「納経所の写真がない」というのには苦笑いした。
絵になる納経所なんてわたしが知る限り、四国にもどこにもないよ。
窓口で朱印を待つ人の列をとってもどうもならんと思うのだが。
札所なるモノを知らないんだわね。
まあ、あの日はとにかく人が多すぎた。
散漫な写真しか撮れないなあ、とは思っていたんだが。
原稿も、ワタシ的には、ホントはボツにしてほしいんだけど、あちらはそれはしたくないようだし、えい、あげちゃえ!!だった。
しかたないね。
これってプロといえないよなあ。
まあ、わたしのお仕事は「トラベラー」だし、いいか。

ブチブチ、グチを書いたら、気が晴れた。

まあ、こういうのも相性だろうね。
ご縁がありませんでした。


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