世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年06月18日(火) 嵐のような雨が通り過ぎて・・・山椒のさんちゃんは

今日は、すごい雨だった。
サッカーも負けた。
消音にしてTVをつけて、仕事をしながら時々見ていたら、近所から悲鳴のような声が聞こえてきて、あーはいった、あーおしいんだ・・とかわかって面白かった。
まあ、しかたないでしょ。
勝つ人がいれば、負ける人がいるんだから、ね。

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嵐のようなお天気だけど、こんな時の方が郵便局は空いていると、ドアを開けたら、通路の床一面に枯れ葉が散っている。
「あー、さんちゃん、青い芽、吹いたんだね」
思わず、山椒に話しかけてしまった。
私の長期の留守で、毎度、無惨に葉を茶色にしてしまううちの山椒の木。
しかし、感動なのは、いつも、「復活」することだ。
今回は、新緑の季節なのに、新しい葉もなくて、茶色になっていた。
帰ってすぐの朝、ゴミをだしに出たら、上の階の名も知らぬ住人から、かわいそうなんで、水を時々あげていたんですよ、と声をかけられてお礼を言ったんだけど。
そして、すぐに、ごめんごめんと水をやったんだけど。
約2週間で、うす緑の小さい葉を吹いた。
そして、今日の嵐で古い枯れた葉を落としているというわけだ。
強いヤツ、エライヤツ、と思う。
もう20年以上も前、友人からもらった、20センチくらいの小指のような太さの山椒の木が、今や3センチはある太さ、樹高は私以上だモンね。
私が事故にあった次の年、突如、実をつけはじめて感動した。
なんにもいわない木が、なんか生きていてよかったね、と語りかけてくれているような・・そんな思いで眺めた。
今年は、花を咲かせる時に私がいなくて水がもらえなくて実はダメのようだ・・すまぬ。
でも、葉が復活したら、アゲハが卵を産む。
よかったよ。
旅で長期にいないとき、山椒のさんちゃん、連れていってやりたい、とドアを閉めながら何度思ったことか。

*素朴な疑問*
木って、人間より長生きなのがたくさんいるけど、じっと同じ場所に突っ立っていて退屈しないのか?
私が木だったら、世をはかなんで自殺したくなる。木はそんな気持ちにならんのかしら?
でも、まあ、昨日ここにあった木が明日があっちだったら、驚くよな、困るよな、我らが人間も。
木々たちよ、おぬしら、ムム・・できているヤツじゃ。

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室蘭のY氏より来信。「男は見つかりましたか」、だって。
みつかんないよ。
あなたがサウジいきませんか、とメールを書こう。

そうそう、紀三井寺門前の土産物屋サンで、知り合いとなったWさんより電話が来た。嬉しかったよ。

たまちゃんの掲示板に、阿波公方さんとウィーンから帰国したその日につぐちゃんが「練習」なさったことを奥さんのじゅんちゃんが書いておられた。
一流の人にして、休みなく・・すごい、と思った。
頭が下がりました。
私もまじめに仕事せねば、と今日は働きました。


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