世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年07月09日(火) ★たまちゃんのおうちへ★

そとはいまにも降り出しそうな気配。朝6時、おつとめだというので行く。ただし、セコム管理下にあるので勝手に外に行けない。一応、インターホンで解除を確かめてから出た。

おつとめは30分あまり。立派だった。
終わってから、へんろみち保存協力会の宮崎さんのことなどをお話しした。
昨日いただいたパンで朝食。
7時15分、住職さん、奥さんに見送られて出た。奥様がご祈祷をしたお塩をくださった。
きれいだし、ご親切な宿坊でした。

雨が激しく降る。
7時46分の高知行き各停に乗車。
高知で10時40分の電車に乗るまでに買い物をしたり、コーヒーを飲んだり。むしむしと暑く、時々ジャーと激しい雨。

土讃線、阿波池田行きは、一両。
試験中で早く帰る高校生などで混んでいる。
土佐山田からはトンネル続きだ。
前に行って眺める。
止まったときに運転手さんにいったいいくつトンネルがあるのかときいたら、「トンネルばっかりですわ、いくつなんて数えたこともありません」といわれてしまった。
実際その通りだった。
途中でハプニング。高知に行くつもりで反対に乗った親子づれがいた。
運転手さんもどうしようと、山の中の駅でいわれて困惑していた。結局、県境の比較的大きな駅で反対に乗り換えた。便利ではないから大変だ。
大歩危、12時40分着。
降りたはいいが、超田舎。駅前に観光案内所とあるが名ばかり、やっていない。
川下りをしたいが、増水でやってないのではないか(運転手さんがいった)駅そばの酒屋さんできいたら、わざわざ電話してくれた。
だめだった。
かづら橋はどうかといわれたが、タクシーで片道3000円。
「往復で6000円も払って行くほどの価値があるの?」
ちょうど、停車中、弁当を食べていたマイクロバスの運転手さんにきいた。
運転手さんしばらくかんがえて「ないなあ・・・今は緑一色やしなあ・・・箸蔵さんにでも行ったらどないやろ」
きまった。
思いがけないことだが、そうすることにした。
電車も、なんとちょうど来た。飛び乗る。
タイミング良し。

池田駅で「特急料金を払いたかったのに、来てくれなかった、ゴマしようかと思ったけど、おへんろさんはそういうことしたら罰が当たるし、ここで払います、いくらですか」
といったら、大笑いされた。
310円。
またまた駅前の観光案内所に飛び込んで箸蔵寺へのいき方をきく。
案内所にいたおじさん、1時27分の電車、ロープウエイ、帰りは3時36分のバス、そうしたら、穴吹に泊まる特急剣山10号に乗れると素早く書いてくれた。礼を言って、またまた走る。
電車、ジャストセーフ。
なんか、タイミングがすごくいい。お不動さんに呼ばれている感じだ。

雨はやまない。
参上の寺はガスの中だ。
ロープウエイは私たち二人と、男性一人だ。
箸蔵さんを知らないというKさんに箸蔵寺の位置を説明する。
本来なら、65番の後にくるつもりだった、と。
ガスっているが大寺、荷物をロープウエイの事務所であずかってもらい、でた。
護摩堂が立派。
不動霊場だけのことはある。
本殿への石段前でびっくり、すごい段だ。
たまちゃん、ここをあがったことをすぐに思い出す。大変だったろうな。
Kさんと、荷物を預かってもらってよかったね、と話しながらえんこらさと登った。
立派なお堂・・・。ここは霊山、だ。例のごとくに足裏がパワーを感じる。
ガスっているが気配は、荘厳。
しっかりとお参りして御影堂へ。
ここもガスっているが、広々している。

石段途中にある薬師堂や、護摩堂にお参りしていたら、あっという間に一時間が過ぎた。
納経所のおじいさん?が気持ちよさそうに昼寝、納経が悪いような気がした。

3時のロープウエイに乗って降りた。
8月の箸蔵サミット?の下見に来た感じだなあ。

バス時間まで下の売店でいろいろと話して試食品を食べさせてもらう。
買わないのに悪いですねえ・・なんていいながら。
その売店のおじさんが、ここから香川の金比羅さんに抜ける道があると教えてくださった。今度行くぞう。
バスに乗って駅に戻り、剣山乗車。
4時46分、穴吹駅でたまちゃんのお母さんとたまちゃんがでむかえてくださった。
いやいや、よかった。
たまちゃん、いいえがお。

ついて写真をいろいろと見せてもらったり、たまちゃんの演歌のテープを聴いたりして過ごした。子供時代のたまちゃんはまさに正統美少女。もちろん、今もかわいいが。
お父さんがお帰りになったので、5人で夕食、乾杯をして、いろいろとお話しし、楽しい夕食タイムだった。
たまちゃんもいつもよりたくさん食べたみたい。
その後、私はネットの怒濤の書き込みをみて、私も書き込み。阿波公方さんからの電話。ミッチー先生、愚さんともお話しする。夕べはすごく楽しかった様子。
たまちゃん、ミッチー先生に虫さされの薬を頼んでご機嫌。
お父さんがアロエをつけてくれたが、いらんと拒否の姿勢。かわいいなあ、笑った。
阿波公方さんは、箸蔵寺は晴れていたら、すばらしいといろいろと話してくださった。また行かなくては。
たまちゃんは、お父さんとお風呂、その後、お父さんと一緒にネットの書き込みをした。
「いあた、いあたい」というたまちゃんの背中をもんだ。こりこり、これは切ないだろう。

11時すぎに、別棟のおうちにもどって、休んだ。
kさん、寝ながら、いい子だよね、たまちゃん、としみじみいった。
楽しい一日だった。
思いがけず、箸蔵寺もお参りできたし。
明日の台風が心配。焼山寺越えができるかどうか・・・・。


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