世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年07月20日(土) チップ談義

今日も朝から暑い。
起き抜けでインターネットから、交通事故関係、医療事故関係のサイトをさがして登録する。
一応、これをすると、一通り終わる。
だいたい終わったところに、スヌちゃんより電話。
夕方、あってごはんをたべることになった。
何しろ、メールと電話はするけど、あうのは2月からあってない。
忙しいけど、しばらくまたいなくなるし、彼女に渡すものが沢山あるし、話もしたいし。
彼女が都内からうちの近くまで来てくれることになった。
ありがとうさん。

昼から、マーブリングうちわ作り。よい子合宿見本だ。
まあマアのでき。
しかし、これを7,80人の子どもにさせるのはまた、計画を詰めないと・・・
はあ、先生時代の研究授業を思い出すよ。

夕方。
うちの中を絶対死ねないよ、状態にしてでかける。
一部、足の踏み場もない。
スヌちゃん、いつもジーンズなのに、スカートなんかはいているのでびっくり。
「だって、暑いんだモン」なのだそう。
ごはんを食べながら、アメリカのスヌーピーフェスの話を聞いた。
彼女は、一緒にいった日本の女の子のことに怒っていた。
「彼女、チップおくのがイヤだから、部屋の掃除してもらわないんだって、」
「だって、数ドルでしょ、それで生活している人もいるのに・・・けち・・」
「でも、飛行機はビジネスとかだよ」
 そういうの、よく聞く話だ。
空港のトイレのチップを払うのが惜しくて、トイレのおばさんとケンカしているきれいな日本人のご婦人、とかいるもん。
要するに、チップをおかない国から行った人間のせこさ、だ。
よく「地球の歩き方」なんかで、チップをおかなかったら、部屋掃除のおばさんがチップを要求して追いかけてきたという読者のお怒り話を読むけど、それはおばさんが悪いのではない。おくべきホテルや部屋に泊まって、おかなかった非常識さが問題なのだ。
おくのがイヤだったら、おかなくていいところ(YH・モーテルなど)に泊まればいいし、そういうところ(セルフ、ファストフード店)で食べればいい。
しかるべきホテルや、レストランの場合、それがその国のやり方だったら、するべきだ。現実にそれも読み込んでかの国のお給料システムはできあがっているのだし。
 いつか、ボストンのお寿司やさんアメリカの女性が、カードの支払いをしているのにチップは現金でおいているのをみた。
私もマネをして支払ったんだけど、(外国での私の基本、現地の人のマネをせよ、だ)みていたら、そうしているアメリカ人は多い。
アメリカ暮らしが長かったスヌちゃんにそのわけを訊いた。
「アメリカはチップも税金の申告の対象だし、いろいろな収入層から均一に国税局の鑑査が入る、カードでチップを払うともらう側も申告しないといけないの、現金だとしなくていいでしょ、だから、みんなもらう人のことを考えて、チップは現金にするのよ」
そうだったのか。
きょうは、ひとつ賢くなった。
でも、まあ、チップって計算がめんどう。
タクシーに乗って、降りるときにすばやくチップを、10から15%計算して支払いに足し算するのってすごく大変。おっくうになる日本人の気持ちは分かる。
細かいお金がなかったら「いくらいくらはチップ。いくらいくらは返して」というのも日本人にはやりずらいのだろう。(私はするけど)
 だからチップをやりすぎてバカにされる日本人の話ができていくるんだと思う。でも、どう見ても日本人より賢くないアメリカ人がやってんだから、日本人ができないわけがない、要するには小さい頃からそういう親の姿を見て育ったということなんだろう。

いつか、メキシコシティの空港でのこと。
前の紳士が、タクシーの列に並びながらポケットにすばやく小紙幣を詰め込んだ。
あっチップ。
マネをした。
彼は、荷物を載せてもらうとき、赤帽さんにさっと手渡して乗った。
かっこいい。
わたしも、ぎこちないけど、マネした。
だって、日本円にすれば100円にもならない額だモン。
バスの列ではなくてタクシーの列に並ぶ以上するべき、なんだろう。
あちこちで、注意深くみていると、彼らはさっとめだたないようにぽっけのチップがなくなると補充している。
そうか、それなりの苦労なんだ。

なんて今日はチップ談義。

藍屋で和食。
彼女はお酒を飲まないけど、私はビールと一杯の久保田。
うまかーーー。

夕方まで、ぎっちりとお仕事だったのでさすがに眠くて、帰ってきて眠った。
そして今。
深夜2時過ぎ。
少しだけ、いろいろとしてもう一度眠ろう。


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