ふっと思いついて、写真の箱をひっくり返した。 出てきた出てきた、弟が京都の私の下宿に友達と遊びにきてあちこち訪れた写真。 私が引っ越すときに手伝いにきてくれて、下宿友達たちととった楽しい写真。 長男が生まれて歩き始めたころに海にいってとった写真。 このころはまだ私も実家や弟と近かったんだわ、心理的距離が。 だけど、お互いに自立して30代、40代とはなれた。 そして、価値観も大いにちがった。 でもま、地震後、弟が背負うものを少しでも私が肩代わりできたら、と思って戻ってきた。 戻ってこなかったら、こんなにも悲しまなくてよかったのかな・・・ それはそれで、離れていてなにもできなかったと後悔するだろうなあ・・・ いずれにしても、もっとなにかやってあげられなかったか、どうして弟の命、守れなかったかとさまざま考えて手も体の動かなくなる。
昔の写真を見ると、人生は一瞬、確かに苦しいことのほうが多いなあ。 なんのために人は生まれて死ぬのかなと考えこんでしまう。 むなしい、生きることは・・つまりは死ぬのだから。 ありきたりだけど、1日1日を生き切るしかないのだろう。
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