| 2009年07月20日(月) |
「証言・臨死体験」を読む |
立花隆さんのこの本、ベストセラーだった「臨死体験」とは別の切り口の本だ。 取材の相手を絞っていて(23人)結構有名人なんだわ。 理由として、あの人までそんな体験を・・・という信頼度を期待したという. 水上勉、安田伸、永倉万治さんなどはすでに他界された方々だが、大仁田厚や宮内婦貴子さんなどは生存中のはず。 人は死ぬときに何を見るのか。 暗闇のトンネルを抜けるトンネル体験、お花畑と川、というのが日本人には多い. しかし、絵を書いてもらうとひとりひとりみな違うのだという。 ちなみに欧米系の人は、光を見るという。 これは、バックにある宗教の違いか。 細部においては違うが、共通しているのは、臨死体験が気持ちいい体験だった、ということ。 幽体離脱の経過も基本的に同じだ. 大事なことは、臨死体験によってほとんどの人は「死への恐怖」が薄れた、ないしはなくなったと語っているいうこと.
私も臨死体験的な経験をしたことがある。 事故で手術をした時に麻酔が効きすぎて「戻って」来なかったとき。 全身麻酔だったのだが、麻酔が効き始めて一気に「無」(暗闇)に落ちた. ところが、次に私がいたところは、ピンク色のもくもくした雲が下に見える輝かしい場所だった. 天からはまばゆいばかりの光が落ちてきていて、私はその光の中を飛んでいた。 本当に気持ちよくて、気持ちよくて、すばらしい体験だった。 で、現実界では何が起きていたかというと、予定時間を3時間近く過ぎても目がさめない私にあせって、主治医が私の顔をピシピシたたいて「起きて、起きてください」と。 私は「このままにしておいて、気持ちいいんだから、このままにしておいてくれ」と叫んでいたらしい。←この部分は、お隣のベッドの人から聞いた話だ. 私は、後から、あれってもしかして臨死体験に近いものだった? もしもあれが死ぬときに感じる感覚だったら、死ぬのも悪くないのかも知れぬと思ったものだ。 それから、10年以上が過ぎて弟の他界であの感覚を思い出した。 弟はどんな感じであちらに旅だったのかと・・・
話を本に戻す。 23人の話で際立っておもしろかったのは、彗星探索家の木内鶴彦さんの話だ。 木内さんは1954年生まれ、上腸間膜動脈性十二指腸閉塞で死線をさまよった。世界に120例しないめずらしい病気だったそう.
気がつくと真っ暗、ぬかるみのようなところをはいずりまわっている。 そのうちに小さな明かりが見えたのでそちらにはって行った。 典型的なトンネル体験である. そして、川、船があったのでこいで渡るとそこには昔なくなったおばさんが出迎えていてくれて、いいところに案内してやるという. ついていくとお花畑だった. で急に、ボンと自分の体に戻って、意識も一瞬戻ったが心臓が止まった. あ、死んでいる・・と幽体離脱をした. 自分を見ている、自分がいる(典型的な幽体離脱) 幽体離脱して考えたことは、空間を超越している自分がいるということは、もしかして時間も超えられるのではないか。 過去に戻れるのではないか. 戻りたい過去があった. それは、千曲川の河岸段丘で姉と遊んでいたときのこと. 姉が足を乗せかけた石が転げ落ちることをだれかが「危ない」と教えてくれて自分は姉を突き飛ばした. おかげで、姉は少しけがをしただけで助かったのだが、姉がけがをしたのも、大きな石が落ちてきたのも自分が姉を突き飛ばしたせいといわれた。 しかし違う・・あの声はだれだったのか. その時間にさかのぼることにした. 行けた. そして・・なんと「危ない」と声をかけたのは「未来から来た自分」であった・・・・とわかったのだ。(ここ、鳥肌が立ちました.タイムトラベラードラマみたい) さらに、過去に行けると言うことは未来にも行けるのではないか. 試みた. 行けた。 大きな部屋で自分が星の話をしている・・どこかはわからないか・・・ 未来があるということは自分は生き返るなと思ったのだという。 で、その場所で臨死体験から19年後にホントに講演をしている。 場所は高野山・・その講演で、自分はこの部屋に昔来たという話から始めたらしい. いわゆるデジャブ。未来予知といったほうがいいのか。 あの世はこの世次元を超えて別次元、もっと高次の次元に入ることであるようだ、と彼は言う.
この話が私には一番おもしろかった. 霊界通信の小桜姫物語(物語とはいえ実話?大正期に評判になった本)にも、荏原さんの本にも、シルバーパーチのことばにも他界は想念の世界と書いてある. それはこういうことなのか. 「科学宗教」の人たちは、それは脳が見せる妄想であるという. でも、脳が見せる妄想の情報とそれを見せるエネルギーはどこからくるのか. ・・・・・・・・ この本は図書館にあるし、臨死体験のように上下に分かれてもいない。 興味のある方はお読みください. 「不生不滅」の世界がかいま見えるはず.
きょうは、久しぶりの晴れ. でも寂しい. こういう寂しさと、少し持ちなおしの山と谷が今後もくるんだろうな。 自分が生きている意味を考えたい、もっと深く。
|