世界お遍路 千夜一夜旅日記

2009年07月19日(日) そいつの名前はエメラルド

朝、昨日来られなかった個人指導のお子さんを一人見てから、きょうもまったりなんにもしないでごろごろ。
しょうがない、何をする気も起きないのだから。
生きているだけでいいじゃないか。
このごろ思うのは、意外と私と弟はツインソウルだったのかもしれないな・・なんて。親・兄弟もあるらしいから.じゃないと、この喪失感は説明がつかない。

それでも仕事は放棄できないから、本を読んだ。
そいつの名前はエメラルド
今年の中学年課題図書。
マンションに住む4人家族、ふうちゃんの7歳の誕生日にハムスターを買いに行ったお兄ちゃん、いつものペットやさんがお休みで、怪しいペットやさんで手に入れたのが「エメラルトホシトカゲ」
こいつがとんでもない奴で、「火」を食べるドラゴン。
でも、かわいい、怪しい、お利口
「火」を食べると、体は美しいエメラルド色になっていくのだ.
さらにはお手までするし。
すっかり家族になついたエメラルド、大きくなっていく・・・ドンドンと・・・1年後、突然食べなくなった。
脱皮する前の虫のように.
そして月の美しい晩、ついに脱皮して羽が生えてどらどんとなって飛び去った.
まるで、このあたりはかぐや姫のような。
エメラルドは去る前にふうチャンにテレパシーで言った
「だいじょうぶ、また会えるよ」
それは本当だった。
夏の花火大会で、家族は花火の中で火を食べて飛び回るエメラルドを見つけたのだ、しかしほかの人たちには見えない・・・。
これって、異界(他界)に去った大事な存在にまた再会すると言う終わり方.
エメラルドは、弟で、残された家族にしか見えない、思い出せない・・・なんてすぐに比喩化してしまう私の頭の構造に涙が出てくるわ.
大丈夫、また会える・・だから、弟はなんのメッセージも残さずに他界に去ったのか.
一期一会、今を大事に生きるとか、児童向けの本もそんな風に読める。

大雪山系の遭難と凍死.
凍死は、ゆっくりと意識がフェイドアウトしていくので、苦しくはないというが・・・のこされた家族の方々の気持ちを考えると涙が出る.




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