| 2009年11月03日(火) |
犬と猫と人間と(2) 稲葉恵子さんという方 |
昨日書いたに稲葉さんは「犬と猫と人間と」のという映画のスポンサーである。 これでも、私、人を見る目はあるのよ、といって初対面の飯田監督に映画製作を頼んだ。(これ、映画の冒頭シーン) ただひとつの約束は「私が生きている間に完成させてね」だった。 しかし、それは果たせず、彼女は2007年に亡くなった。 だから映画の最後は、監督が稲葉さんのお墓に報告のお参りするところでエンドとなる。 間に合わなかったが、いい映画になった。 監督は約束を果たした。 確かに、人を見る目はあるのよ、であった。 それで稲葉さんのお墓は、なんと樹木葬であった。 生命保険が満期を迎えたので、それを映画の資金として監督に託し、身辺を整理し、自分の最後の落ち着きどころまできちんときめて亡くなられたようだ。 なんか、すごい。 以前、若林真由美さんが私が消える時に私の身辺のものも消えて欲しい、だから身辺整理をする。といわれていた。 これもうなずけたが、それ以上にすばらしいというか見事な美しい最後だなあ、と感動した。 人は、最後できまるよ。 小林秀雄がいったものだ「人は死んではじめて人間になる」だったか。
稲葉さんは、あちら世界で自分が世話した沢山の猫たちと映画の完成を見ておいでだろう、喜んでおいでだろうと思う。 それにしても「人間もいいけど・・・動物のほうがましみたい」って言葉のかなたにどんな人生があったのか。 考えてしまう。 でも、ずいぶん気高い生き方をされた方なんだろうな、と。
山が白くなった。 初雪。 気分は沈む。 ワタシの向精神薬である葛根湯のお世話になった。 このところ、よくお世話になる。
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