世界お遍路 千夜一夜旅日記

2009年11月15日(日) 蒸気機関車の音

昨日だったか、ポーという蒸気機関車の音が響いてきて、あれ耳の錯覚か、と。
でも無性に懐かしいというか、過去へ音に乗ってタイムスリップしそう・・・弟が生きていた頃に戻れれば・・と想っていた。
しかし、新聞によると錯覚ではなくて、ホントに信越線で走っていたみたいで、満員盛況の人気だったらしい。
今日も夕方聞こえた。
ボーという音に耳傾けるうちに、なんだか涙が出た。
父母が若くて、私や弟が小さくて。
夏になると、ボーという音がする蒸気機関車に乗って海に連れていってもらった。
トンネルに入るときは窓をあけておくと、すすがはいってきて顔が真っ黒になるから父がおおあわてでしめた。
今のようになんでもある、どこでも行けるといった「ぜいたく」はとんでもなくて、ささやかな、でも、かけがえのない「晴れの日」だった。
つくづくと人生は一瞬、二度と戻らないと思う。
生きている空しさ、悲しさ。
ああ、人間やっているのってつらいわ。

今日はすごい風。
晴れているのだが、まるで台風だ。
午前、新型インフルで休んでいた個人指導の子の補講を1つやって、ネコと遊んで、弟とチビ犬を神社カフェに連れていく。
宮路様は、杉の枝や葉っぱを敷き詰めたよう。
お掃除が大変だ。
さすがにお参りの方はほかにいなくて。
コーヒーを飲んで、名物のニシン煮を買ってきた。
もう今年は行けないだろうし、宮路様のお店の方(奥さん)も「11月の末で閉めますから、来年の4月からまた始めますね」って声をかけて下さった。
こうやって、1年前と同じような時間がすぎていく。
でも帰っても「おう、お帰り、ありがとうな(末弟やチビ犬を連れて行くのでその感謝?)」という弟はいない。
寂しいわ。
年賀欠礼のはがきを自分で印刷するのはつらい。
頼まねば。




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