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2006年11月21日(火) 私の学期が終った/掃除で良いことと悪いこと
私の学期が終った

午後今学期最後の宿題を提出。 これは本当は9月に提出すべきもの。 ハンドアウト(講義や実習で生徒に配られる資料)の記述に不備があったため 今月始めになってやっと気付いたのだ。 時間が足りなくなったので出来は酷いけど 教官と決めた提出期限を守ったのとやるべきことを一応やったのはやはり良いこと。 宿題提出後どっと疲れが押し寄せる。 7日以内に全科目の成績が発表されるまで 晴れない気分が続くだろう。 全部通るとは思うのだけど。

ちなみに宿題の内容は文献のまとめ(literature review)で、 題目はラテラルシュート(lateral shoot)が葡萄の実りに及ぼす影響。 ラテラルシュートとは葡萄の樹から今年芽吹いて育った新芽 (メーンシュート)の脇からたまに生えてメーンシュートと一緒に育つ新芽のこと。 ラテラルシュートにはほとんど実がならないうえ、 生えると葡萄の樹が繁り過ぎて良いことがほとんど無いので、 普通は歓迎されない。 だけどそれほど繁らない葡萄の樹の場合は光合成でできた養分を 他のシュートよりも多く供給して葡萄が良く熟するのを手伝うので 役に立つことを宿題を書いて知った。 現代の葡萄栽培では灌漑、接ぎ木の普及が影響して葡萄の樹が繁り過ぎて 手入れをきちんとしないと良い葡萄が成らないのだ。

掃除で良いことと悪いこと

毎朝トイレ掃除をする習慣が付いて3週間以上経った今朝、 初めて便器の底を手袋無しで掃除。 こまめに掃除してほとんど汚れが無いからこんなことができるのだ。 白くてきれいに見えるトイレットペーパーの綿毛のような屑が少しスポンジ雑巾に付いた。 手袋を付けていたらこんな細かい汚れには気付かなかったろう。 自分の部屋を含むロッジとその周りの掃除を続けて 日々気付かなかったことを発見できるのは良いことだ。 一方で平気で台所(特にガスレンジ)を汚したり、 ゴミ箱が溢れているのに平気でゴミが捨てられているのを見て 他人の「陰」を垣間見ることが多くなったのは… やはり気持ちの良いものではない。 とは言っても汚し方の程度や内容は日本の寮よりずっと軽い。 人に隠れてわざと汚す陰湿な人がほとんど居ないから。


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