ダイドの毎日


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2002年02月20日(水) 所詮そんなもの

今日は一身上の都合により午後から早退しました
何気にTVつけてたら“母の告白”という昼ドラやっててストーリとか全然わかんないけど見てみた
一話だけ見たって今までどういう話しだったかってことはほとんどわかんなくって…
とりあえず今日分かったことは人工授精で生まれた子供と母親が険悪なムードで父親のお姉さんの息子がゲイだって事
なぜ人工授精を選んだのかはわかんないけど、ダイドはそれにそんなに深い意味があるとは思えない
人工授精って大抵親の卵子か精子に問題があってでも子供は欲しくってってカンジでやるもんだろ?
どっちかと血が繋がってないからといって自分が愛されていないと感じるのはなぜだろう
昨今は本当に血の繋がっている親子だって愛し、愛されていない人達もいるし血が繋がってなくったって最上の愛を受けてる人だっている
ダイドの身近にも母方の連れ子を可愛がってるダンナさんだっているし
確かに本人にとっちゃ血が繋がってないと知ったらショックは大きいとは思うけどその道を選んだのにはそれなりに事情や理由があるはずだしそれによってその子を愛せないわけじゃない
ま、ダイドは今日気になったのは人工授精がどうと言うよりやはり息子がゲイだと知った時の母親の言動
「なんで?嘘でしょ!?そんなことあるはずないっ!!」(母親)
「あんたの育て方が悪かったせいでこんな風になっちゃったのよ!(母親に向かって」(祖母)
母親が息子に掴みかかり決してそれを素直に受け入れようとしない
なんだかんだ言ったって結局世間一般の認識なんてそんなもんだ
育て方が悪かったから同性愛者になったんだ
異性にいい思い出がないから同性にはしるんだ
そんなバカな話があるか!!(怒)
育て方や環境や体験が原因だと思いこみまるで異常者の如く持たれる同性愛への認識
セクシャルアイデンティティというものはだいたい生後17ヶ月くらいまでには形成されそれ以降どんな環境にあってもそれが著しく変化するようなもんではない
それを環境のせいだとかただの思い込みだとか趣味だとかいう言葉で片付けれるほど簡単なもんじゃない
まぁ、それが社会一般人に認識させるのには途方もない労力と時間がかかるだろう
どんなに本人達が理解してもらおうと思ったところで当事者でない限りそれは難しい
そもそも理解してもらうという言い方もおかしいと思う
同性愛やトランスなどがまるでノーマルではなく普通とは違うという認識が当人自身にだって多かれ少なかれあるもんだ
そうでなければカミングアウトが簡単にできなかったり自分のセクシャリティを公にするのが難しくはないはずだし
どうしてもマイノリティは弱い立場で同じように生きていく為にマジョリティに理解を求めてしまう
マイノリティがマジョリティと共存していく為には真っ向からまるで違う世界の人間のように区別するか“理解”してもらうしかないのだ
人は人、自分は自分と思っていたところで結局心のどこかに自分のセクシャリティは一般とは違うという認識があるわけで…
だから今日も今日とてそれらの人達は“理解”という言葉を掲げている
どうしても同性愛者は同性愛者で固まり、異性愛者は異性愛者で固まってそういうグループに分けてしまうところがある
だから同性愛サイトなどには“理解者だけ”とか“当事者だけ”といった言葉をトップに全面的にアピールしているんだろう
それはもちろんこのサイトだって例外じゃないけど…
なんでかなぁ〜?
ダイド自身それに違和感を覚えながらその言葉を外せないのは…


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