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2002年08月01日(木) |
シャンパンのある夜。 |
幸運にも、東京が激しい雷雨に見舞われる前に家にたどり着き、郵便受けを開け、分厚い封書を見つけた。
4月。3年間思い続ける恋人のいるわたしの前に、突然猛烈な愛情を注いでくれる人が現れ、一度はその人と本当に結婚しようかとまで思った。でも、そのことが、3年越しの恋人が自らの生活を変えて再びわたしと出会い直してくれることに繋がり、今に至っている。
その人からの、長い長い恋文。わたしのこれからの幸せを望んでくれていると同時に、何かあったらいつでも僕の嫁になりに来いという、再びのプロポーズ。
切ない気持ちで、食事の支度。特大ハンバーグとアボガドとスモークサーモンのサラダ。 恋人は、特になんでもないこの夕べに、シャンパンを買って帰ってくれた。 幸福な食卓が今日もまた。
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相変わらず仕事は楽しい。そして相変わらず物足りない。
シャンパンの後、お互いに仕事をし、もうすぐ眠りにつく時間。
もう少し酔いの中にいたくて、わたしはさっき深夜の酒屋に赴き、シャンパンをもう1本買ってきた。
果実酒の中の泡あわに、自分といろんな人の幸せを見て、そして眠ろう。
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