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●久しぶりに、恋人と食事し、飲んで帰る。そこに、今度新しく組む演出家からの電話。「何時でもいいから一人になったら電話をください」と。 そして、深夜2時から3時過ぎまでの長話。 世の中には、色んな演出家がおり、いろんな人間がいるという、何か妙な実感を得つつ、電話を切ったところ。 今年の夏は、また新しい働き方をしているんだろうな。
●今現在公演中の戯曲は、シェイクスピアの駄作とも言える、実に荒唐無稽なロマン劇だ。こんな物語じゃ信じられないよ、と思ってしまうし、お話しの展開は実にご都合主義でできあがっている。それでも、ハッピイエンドや大団円の場面を見ていると、頬が緩んでくる。毎日、ちゃんと同じように緩む。 それが自分に属するものでも、他人に属するものでも、幸福な情景というものは、プラスのエネルギーを持つものなのだな、と、思う。 わたしは、人が幸せでいることが、とても好きなのかも知れない。
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