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●性善説とか、性悪説とか、まあ、いろいろ言い方はあるだろうが、人は生まれてきた以上、ある程度、同じような感受性というものを持ち合わせている。 ほんの小さな社会をのぞいてみても、その感受の力のある部分が麻痺していたり、麻痺させていたりする人がいて、それが社会のぶれや損失を招くことが多い。もちろん、ある部分を麻痺させなければ生きていけない、或いは生き抜けない社会が存在するから起こることなのだろうが、それこそが、実際、諸悪の根源であることが多いと、わたしは常々思っている。 自分が自分であるために、生きるために施す最低限の自己弁護が、パーマネントに持っている感受性を、損なっていく。
●2次大戦を経て、この現代に戦争を興すということは、マスになって、ある感受性を麻痺させることにほかならない。 人が二人寄ってできるいちばん小さな社会をとってみても、その罪は明らかであるのに、それがどうして、国家レベルにまで発展するのか。 知性が無さ過ぎる。どう考えても。いくら新聞を読み、学者や政治家の解説を聞き、しても、わたしには、そう思える。そういう風にしか思えない。
●想像力! 想像力! 想像力!
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