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2003年07月03日(木) 悔やまない生き方。●小鳥たち(アナイス・ニン)

●あさって土曜日、A氏のご家族と対面することになっているが、A氏の仕事が全日休みになれば、A氏息子と3人でディズニーシーに行き、それからA氏父を交えて食事に、という予定になっている。
 東京に暮らして20年以上になるというのに、わたしはディズニーランドでさえ1度しか行ったことがない。それが、見知らぬ「シー」とやらへ新しい息子と行くことになろうとは、人生わからないものである。
 で、当然、見知らぬ「シー」を調べまくる。すると、目的とは裏腹に、「これは楽しそうだ、ああ、これには是非乗らなきゃなあ」と、子供心が全開してしまう。相変わらず暢気な女っぷりだ。まあ、そうは言っていても、当日になれば、A氏息子のことばっかり気にしてるんだろう。ふむ……。ま、当たって砕けろだな。

●「病気志願者」があまりに深く深く心に重くのしかかっていたので、気分を変えて、アナイス・ニンの官能小説を読む。そして、改めて、訳者の矢川澄子さんの死を惜しむ。

●来年、再来年あたり、英国留学する計画があったので、この休みのはじめは英語学習に励んでいたのだが、結婚を決めてからはさっぱり進んでいない。母親として家庭に入ったとたん、「じゃあ行ってきます」ではすまないし、現実的必要がなくなるとこうもやる気が失せるものか。

 一回の人生でやれることは、個人差能力差こそあれ、限りがある。捨てた可能性を悔やまないためには、選んだ可能性を思い切り生きることだ。
 そんな当たり前のことを、実感する今日この頃也。


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