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| 2003年07月04日(金) |
いよいよ明日、A氏家族と対面する。 |
●明日のA氏家族との対面を前にして、朝からどうも落ち着かない。朝、と言っても、アナイス・ニンの読後感をまとめていると午前5時近くになってしまい、さらにベッドで金城一紀を読みふけっていると、眠りについたのは8時半。明日の早起きに備えて2時間睡眠で起床。こんな生活も今だけかと思うと、だらしない暮らしっぷりの自分を、なんだか許容してしまう。
●手みやげを買おうと、伊勢丹へ。かつてプレゼントしたコムサデモードの親子お揃いTシャツは着たおされ色あせてしまったので、新しいペアルックを探す。折しも夏のクリアランスセール。が、自分用の洋服には目もくれず、子供服売り場へ。買い物と言えば伊勢丹のわたしも、子供服売り場に足を踏み入れるのははじめて。お上りさんのような顔して、ぐるぐると売り場をまわり、調査することしばし。 残念ながらペアルックを扱っている店舗はないが、サイズ展開が身長170センチまであるブランドをいくつか見つける。 結果。トミー ヒルフィガーで親子お揃いの赤いラガーシャツ。おまけに色違いで自分もお揃いを。そしてラルフローレンで紺色のTシャツを、これまたお揃いで。 これ、似合うだろうな、これ着たら可愛いだろうな、って考えてると現実感のない母親候補者はウキウキしてしまって、ついつい買いすぎ。まあ、こんなことも、今のうち。何しろわたしは、生まれてはじめてのお見合いに行く前夜のような気分。 どんな風に接すればいいのか、どんな気持ちで出会えばよいのか、そりゃあ、さんざんに考え尽くした。でも、何も答えはない。すべては明日。A氏がいて、A氏息子がいて、わたしがいる。出会う。それが、明日。 と、わかったようなことを言っていても、やっぱりドキドキ。やたらとテンションが高くって、電話をくれたA氏が驚いていた。
●両親が、この結婚に関していちばん気にしていたのは、娘のこれからではなく、わたしがA氏息子を責任持って育てられるかどうかということだった。 ……自信。……そんなものはない。 でも、愛していくことはできる。そして、意外と心配もない。そういう意味では、今までそれなりに一生懸命に生きてきた。その自分で、大丈夫だと思っている。ただ、これから世界に飛び出していく子供を守ってあげるのは、それはそれは大変なことだろう。新聞を開くと、胃がしくしくするようなことばかりだ。 のびやかに、しっかりとしたまなざしで、新しく出会う少年を、見守る決意。わたしの人生の、新しい挑戦の始まりだ。
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