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2004年04月11日(日) |
解放の知らせはまだない。●難民の世紀〜漂流する民(豊田直己) |
●朝、解放を伝えるニュース番組に、仕事に出かけるぎりぎりまで釘付けになっていた。今は今で、NHKをつけっぱなしにしてキーボードをたたき続けているが、臨時ニュースはまだ入ってこない。家族の人たちは、何処で、どんな思いで過ごしているのだろう。そして、イラクの3人は。 あの、驚くほど人間的に書かれていた表明文の通り、彼らが無事解放されることを、心から望む。
ネット上で、この事件に寄せて書かれたたくさんの文章を読んだ。名のある人のものも、そうでない人のものも。 その多くが、自衛隊撤退を求める考えに基づいているものだった。 政府があまりにも早急に出した結論に、異を唱えるものがほとんどだった。 国民の声は、なんと無力なんだろう。 屈せず、やり続けられることは、何がある?
誘拐された3人も、同じことを考え、実際に行動を起こしている人たちだった。
●この4月頭にチェチェン紛争の実際を書いた本を読んでから、戦争を知るための本を読み続けていた。イラク戦争の実際から始まって、今は、まったく系統だって知っていなかったユーゴスラビアの歴史について読んでいる。 そんな時に、この事件が自分の国で起こった。 知るべきことはたくさんある。考えるべきことはたくさんある。選び取るべきことはたくさんある。行動すべきことはたくさんある。

※Book Reviewに「チェチェンで何が起こっているのか」をアップ。
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