サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2004年10月08日(金) ニューロックの夜明け〜渋谷編

 <in the city tokyo 2004『ニューロックの夜明け〜渋谷編』>
10月5日、どしゃぶりの雨の中、渋谷エッグマンに来てくれた方、本当にありがとうございます。おかげさまで満員御礼大盛況でありました。

 いきなり反省で、平日の18時30分開演というのもちょっと早いと思っていたが(自分が決めたわけでは無い)、エッグマンというハコ自体がロックのバンドサウンドには向いてなかったようだ。客席中央の柱を軸に、前だったり後ろだったり、右だったり左だったりすると、それぞれ聴こえてくる演奏のバランスがまったく違うのだから。客席後方できいていると、全体的に小さく感じたので、PAの音量を大きくしてくれと頼んだら、客席前方の人は耳を塞ぐ程うるさかったようだ。ギターソロの時も、場所によっては小さく聴こえたりする。基本的にはクリアーで、ボーカルがばっちり聴こえるのだけどね・・・。昔ながらのエッグマンというか、ポップス系が向いているハコの特性だと思う。

 この日のトップ、thee50's high teensは前回の東京公演よりテンションが低かった(泣)。昔からいい時と悪い時の落差が激しいバンドである。「ワンサカ娘」のカバーと、新しい衣装はなかなかでしたが(笑)。
 2番目はザ・ヤング。この日の出演順は実をいうと平均年令の若い順である。3日にクロコダイルでなんと80分間のステージをこなしたヤングだが、ここでは時間も短いので新旧オリジナル曲をまとめたステージ。最近のヤングは着実にファンが増えており、次回作アルバム用の新曲もウケていた。
 3番目のザ・サイクロンズ。はじめて観る人も多かったようだが、一曲目から客席のハートをしっかり掴んでいた。この日の演奏は俺が観た中でも一番、というくらい良かったし、ライブ会場のみで先行発売中のファーストCDも飛ぶように売れていた。
 4番目の騒音寺は、すでに貫禄十分。30分って短か過ぎ!最低でも一時間くらいやらないとものたりないのなんのって。「ガキのくせに」って曲がすごく好きなんだけど、この日は聴けずに残念。初めてみた業界のオッサンたちも喜んでたなあ。
 最後は、遠藤賢司&カレーライス(竹安堅一g、グレートマエカワb、森信行ds)。このメンバーで年3回はやってほしいね。本編爆音エレキ。アンコールの弾き語り「夢よ叫べ」では、そこにいた全ての人がじ〜んとエンケンのうたを噛み締めていたようである。

 終了後、エッグマンの上のレストランZESTで合同打ち上げをやって、その後は和民で朝までだらだら打ちあがってました。最近、50ズ、ヤング、サイクロンズ、騒音寺の4バンドは、各地でしょっちゅう一緒になるので、なんだかおもろいノリになっている。11月と12月は九州と関西で、またまた合流するので楽しみだ。

 まー最初から思っていたんだけど、この出演者でやるなら、クラブクアトロでやりたかったな。来年はたのみますin the city 事務局様。


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