2005年06月20日(月) |
速報!映画『エンケン対日本武道館』 |
遠藤賢司の主演、初監督作品である『不滅の男 エンケン対日本武道館』の試写を観させていただいた。 映画と言ってもエンケンが演技をするわけではなく、日本武道館全体をステージとして、たった一人でひたすらライブをやるだけだ。武道館は一万人以上を収容する空間だが、観客は0人。誰もいないのである。そこはエンケンの家のようでもあり、庭のようでもあり、宇宙のようでもあるのだが、現実にはありえない風景である。それが演出といえば演出なのだが、観終わった後、映画を観たというより「すごいライブを観た」という印象しか残らない。とにかく観てのお楽しみなので、詳しい内容はもう書かない。 この作品は、高田渡、ゴールデンカップスに続く、アルタミラピクチャーズの音楽映画第3弾であり、前2作と異なるのは全く解説がないことだ。理屈や説明を抜きにしてエンケンを感じてくれってことだろう。これは海外でも上映してほしい。日本にもこんな凄いロックンローラーがいるのだって知らしめたいよな。
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