2008年10月01日(水) |
騒音寺のプロフィール |
騒音寺(SO-ON☆G)
90年代半ば、VoのNABEを中心に京都で結成。 結成当初はNABEがVo&Gを務め、NABEの好きだった京都の先人“村八分”や福岡ロックの雄“サンハウス”の影響が濃い、極めてブルース色の強いロック・バンドとして京大西部講堂やライブハウスを中心に活動、地元京都では絶大な支持を集めた。 その後、ギターのOKAが加入しNABEはVoに専念、それまでのロックの持つ狂気、色気、毒気で魅せて来たライブは、ショウマンシップ溢れるエンターテイメントへと成長。さらに幾度かのメンバーチェンジ後、ギターのTAMU、ベースのチャイ、ドラマーのチャトカーンが加入し第一期黄金時代を迎える。 強力なメンバーが揃った騒音寺は、2000年、当時本拠地としていた京都の名ライブハウス拾得で録音したファースト・アルバム「ソーグッド」を自主制作作品として発表。瞬く間に全国のロック・マニアの間で大評判となる。 そして、セルフマネージメント&セルフレーベルに限界を感じた騒音寺は、京都の顔役として有名なしのやん(元SS、コンチネンタル・キッズ)がシーンを盛り上げようと立ち上げたばかりのインディー・レーベル“ROCK A GOGOレコード”と契約を交わす。 2002年にセカンド・アルバム「ビッグ・シップ・カミング」、2003年にサード・アルバム「狐か狸か」と連打で発表。両アルバムともインディー作品としてはかなりのセールスを記録、ツアーも精力的にこなし騒音寺の名は全国区となった。 その後、ドラマーに豪腕サウザーが加入、パワーアップした騒音寺は2004年に4thアルバム「まにぐるま」、2005年に5thアルバム「不良少年の口笛」を発表、これらもより高セールスを記録した。 そして2005年、最年少のメンバーとしてベースにCO☆HEYが加入、大いに若返った騒音寺は2007年4月、6thアルバム「騒-Gaya-」を発表。各地で絶賛され、下北沢club Queでは定期的なワンマンライブをおこうなうようになる。 2007年12月、ファンから再発の希望が多かったファースト・アルバム「ソーグッド」の音源に、それ以前のカセットテープで極少量だけ流通した音源や、ライヴテイク等を追加収録したレア・トラック・アルバム「古寺」を発表した。
騒音寺の音楽性は、ヴォーカリストにして全作品の作詞作曲を手掛けるNABEの嗜好性通り、オーソドックスなロックやブルーズを基盤に、例えば70年代の日本のロック、“URCレコード”、歌謡曲などといった、60年代後半から70年代前半位までの「良い音楽が溢れていた時代」のエッセンス溢れるものだ。特にその歌詞の質の高さとメロディ感覚は、現代のロックンロール作家としては最高峰だろう。ツイン・ギターを核とする強力なバンドの演奏、そのグルーヴは一朝一夕では成しえないロックンロールのマジックを放っている。
生前の中島らもが高く評価し、くるり、ザ50回転ズにも強く影響を与え、フラワーカンパニーズ、怒髪天などの同世代のバンドにも敬愛されている騒音寺。年間100本近いライブ・ツアーをこなし、キャリア10年越えのベテランロックバンドながら、遂に絶頂期に突入したと言ってもいい。 そして、2008年10月1日には満を持してベスト選曲の新録音アルバム「THE BEST OF SO-ON☆G」を発表する。
|