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Dr乾の診察室・その5 - 2002年11月01日(金) <マツヒヨ> アニプリでの乾海「河原でプロポーズ」放映記念! トミーとのリレー小説です。 以下の小説は多分にエロを含んでおりますので15禁とさせていただきます。 おかあさんに見られて怒られちゃっても知らないゾ☆ 履歴はちゃんと消去しようネ! その5の担当は、トミーです。↓↓↓覚悟の決まったひとはGO! ------------------------------------------------------ 「う・・・ふっ・・・」 再び降りてきた乾の濃厚な口付けに、息が漏れる。 顔を歪ませ、乾の肩口を両手で強く握り締めながらも、薫は全身でそれを感じていた。 唇を貪ったまま、乾は先程扱いていた薫自身をぐっと握り締め、親指で先端を弄る。 「んん・・・・・・!」 喘声さえも飲み込まれそうな、深い口付けをようやく離したかと思うと、耳元から首筋、 鎖骨へと舌を這わせる。 びくびくと体が痙攣して止まらない。 薫は涙を流しながら、ただただ乾の行為を受け入れていた。 乾の舌が胸の突起に到達する。 徐にそれを口に含むと、強く吸い、口内で転がした。 「やぁ・・・っ!」 薫の体が跳ね上がる。 「・・・本当・・・すごい感度だね」 感心するような口調で、乾は呟く。 突然、薫自身の先端を弄っていた右手は、先程とは比べ物にならないぐらいの勢いで扱き出す。 「あああっっ・・・!!」 腰を捩って、声を上げる。 静まり返った治療室に、木霊するように声が響いた。 急激な刺激に、射精感が襲ってくる。 もうだめ・・・・・・そう頭の中で思った瞬間、乾は薫のソレから手を離した。 「・・・!?」 薫はハッと目を見開き頭を上げる。 体をずらし、乾は薫の裏膝に手を掛け、押し上げるように腰を浮かせる。 「・・・ちょっ・・・・・・ヤメっ・・・」 普段人には見せない秘部を乾の目の前に露にされた薫は、羞恥で胸が張り裂けそうになった。 「慣らしておかないとね。後で辛いのは君だよ」 辛い・・・?何が? 慣らすって、何を・・・? 薫の頭の中に疑問符が飛び交う。 そんな薫の不安をよそに、乾は固く閉ざされている秘部を舌で舐めあげた。 「やぁ・・・っ!やめろッ!!」 抗議の声に耳を貸さず、ただ、ひたすらその部分を舐めては、舌先で捻り込む。 乾は顔を上げると、薫の顔を見て薄く微笑んだ。 左手で薫の膝裏を押し付けたまま、胸元のポケットから、何かの薬なのだろうか、チューブを取り出し歯で蓋を開ける。 「ちょっと冷たいかもしれないけど、我慢して」 そう言うと、チューブから出された白いクリームのような液体を直接その部分に塗りつけた。 「うっ・・・」 ひやっとしたその感覚に、薫の体が震える。 乾はチューブを投げ捨て、たっぷりと出されたクリームを塗りこめるように人差し指と中指で丹念にマッサージをした。 淫猥な音が耳に届く。 塗りこめながら、徐々に指が内部を犯し始めていた。 「あっ・・・」 再び、熱がこみ上げてくる。 二本の指はすっぽりと薫の内部に入り込み、掻き回されていた。 今までに感じたことのない異物感に身を捩りながらも、指先がかすめるポイントに合わせるように腰をくねらす。 初めての快感だというのに、体が自然と適応していく。 「・・・もしかして、経験ある?」 「・・・なっ、何言って・・・ンなわけ・・・」 「そう・・・なら、いいけど」 何がいいんだ・・・? そう思っていたのも束の間、乾はズボンの前を肌蹴、反り上がった自身を入り口に当てた。 「つかまって」 そう言うと、薫の手を取り自分の首へと回す。 「いくよ。力抜いて」 指とは比べ物にならない程の質量を持ったそれが侵入してきた。 「ああああっ・・・・・・!!」 力まれたせいか、思うように入らない。 「くっ・・・」 乾の顔が歪む。 無理矢理に最奥へと捻り込まれたそれを、薫の内壁がヒクヒクと伸縮し刺激する。 「・・・薫っ」 その刺激に耐え切れなかったのか、乾は薫の足を押し広げたまま、ゆっくりと律動を始めた。 「あっんっ・・・はっ・・・」 動きに合わせて、薫が喘ぐ。 「・・・ココ、どう・・・?」 乾が抱き寄せた薫の耳元で呟き、挿入の角度を変えた。 「ああんッ・・・っ!!」 ビクビクと薫の腰が揺れる。 その反応を見た乾は、密かに笑い、その部分だけを徹底的に攻めだした。 「やあぁっ・・・!も、もうっ・・・・・・!!」 もうイク・・・ 激しい射精感を感じたその瞬間、乾の右手が薫自身の根元を強く握り締めた。 「・・・・・・!?」 「まだいってはダメだよ」 そう言って、乾は体を起こす。 「そ・・・んな・・・」 ただでさえ涙でぐしゃぐしゃになった薫の顔が、更に歪む。 「おいで」 乾はそう言うと、繋がった部分をそのままに薫の体を抱きかかえて起こし、体を反転させて診察台の上に四つん這いにさせた。 上から覆いかぶさるようにしてきた乾は薫自身を握っている手とは反対の手で、薫の顎を後ろから掴みあげる。 「あ・・・」 見上げれば、鏡に映る熱く乱れた自分の姿。 「ほら、よく見て」 そう言うと、乾は一気に突き上げる。 「あぁっっ!!」 思わず目に入ってしまった自分の淫猥な姿。 薫は即座に目を背ける。 「ダメだよ・・・ちゃんと見ていなきゃ。」 乾は掴んでいた薫の顎を、グイと引き戻し、鏡に向ける。 激しく打ち付ける腰は、徐々にスピードをあげて。 乾の肉棒が薫の内部を、これでもかと言わんばかりに掻き回しだした。 「あっ・・・!はっ・・・!」 動きに合わせて声を上げる。 繋がった部分の発する音が、卑猥なほど室内に響いていた。 もう、何がなんだかわからない。 そんな混乱した頭の中で、それでも自分は彼の被検体であることを思い出す。 別に好かれたい訳ではない。なのに何故こんなにも空虚な気持ちになってしまうのか。 複雑な気持ちの中、体は乾を求め、貪られる自分に酔う。 ・・・きっとこれは薬のせいだ。 それ以外に何もない。 そう思い込まなければ、悔しさで泣き喚いてしまいそうだった。 「どう・・・せ・・・」 揺さぶられながら、息も絶え絶えつぶやく。 「・・・実験・・・なん・・・だ・・・ろっ・・・・・・あっ!」 虚ろな目で鏡越しに乾を見つめると、自分の上に覆いかぶさった乾と目が合う。 「こんな・・・こと・・・っ」 ふと、乾が先程のような人を見下した表情とはうって代わって、真剣な顔つきをする。 薫の視線を外すと、徐に耳元に唇をよせ、つぶやいた。 「・・・違う・・・と言ったら?」 「・・・え?」 突如、乾は自身を薫の内部から引き出す。 「あっ・・・!」 ずるっと音がしそうなぐらい、勢いよく引き抜かれ、薫は身震いをした。 荒々しく薫の体を抱きあげると、そのまま仰向けにされる。 「ちょっ・・・やっ・・・!」 薫の右足を高く掲げ、乾は自分の肩にその足を掛ける。 残された薫の左足を跨ぐように位置をずらし、そのまま薫の顔の横に手を着くような形で前のめりになる。 愛液で濡れた薫の秘部が再び露になり、腰が持ち上がった。 乾は片方の手で自分自身を握り、露になった秘部にそれを当て、一気に貫く。 「あああああっっ!!!」 あまりにも性急な行動に、痛みが体を走りぬける。 乾は、そのまま勢いを殺さず腰を打ち付けてきた。 肌と肌がぶつかる音を、どこか遠くで聞いているような気がする。 薫は意識がだんだんと薄れていくのが解った。 「やっ・・・!あぁっ!もっ・・・ダメっ・・・!!」 限界は既に超えていた。下半身に震えがくる。 「薫っ・・・!」 乾の苦しそうな表情が、薄ぼんやりと見えた。 「好きだよ・・・薫・・・」 「あっ!はぁっ・・・!!」 今、こいつ何て言った? 好きって言わなかったか? 「・・・一緒に、イこう」 臨界点に達する直前に抱いた疑問を吹き飛ばすように、射精感が襲ってくる。 「やっ!もういっ・・・くっ!!」 「・・・薫っ!」 「あああっっ!!!」 内壁に、熱いものが勢いよく流れ込んで来るのを感じた。 薫は、自分の胸に白濁した液を吐き出すと、そのまま意識を手放した。 今まで感じたことのない倦怠感に目を覚ますと、見慣れぬ景色が飛び込んでくる。 白い天井・・・ここは? しばらく記憶を辿っていくと、先程の行為がフラッシュバックしてきた。 「・・・・・・っ!!」 そうだ。そうだった。 俺は、あの男に被検体だのなんだのと言って、唆されたんだ。 かぁっと頭に血が昇った薫は、辺りを見回し、その張本人を探す。 薫の後ろのドアが開き、白衣を着込んだ乾が現れた。 「・・・目が覚めた?具合はどうだい?」 勢いよく振り向くと、後ろ手で扉を閉め、軽く右手をあげる乾がいた。 何事もなかったかのような乾の態度に憤りを感じ、キッと睨みつける。 「・・・テメェ」 いかにも怒りを表した、重低音の声で乾に話しかける。 「いきなり無茶させちゃったね。ごめん。」 乾は薫に歩み寄ると、右手で薫に触れようとする。 その行動に、薫は思わずビクッと肩をすくめた。 手は、予想と反して優しく薫の髪を撫でるように梳く。 先程の激しさとは裏腹に、優しく接してくる乾。 戸惑いを隠せない薫は、薄く頬を赤らめながら顔を背けた。 「・・・データはとれたのかよ」 照れを隠すかのように、薫は乾に何気なく聞いた。 「データ?あぁ、あれね。取ってないよ。」 飄々と、乾が答える。 「・・・え?」 とってない?何故・・・それが目的だったんじゃないか・・・? 困惑した表情をする薫。視線を乾に戻すと、思いのほか優しい表情をしていた。 「・・・やめたのさ。だって、感情が入ってしまったら、正確に分析できないじゃないか」 「か、感情・・・って・・・」 「やっぱり、聞こえてなかったかな?」 眉をひそめ、乾の見えそうで見えない眼鏡越しの瞳をじっと見つめる。 聞こえて・・・って、こいつ何か言ったか? 薫は、微かに残っている記憶を探る。 「あ・・・」 「そういうこと」 乾はニコッと笑うと、薫に顔を近づけた。 「今度は・・・」 真っ赤になった薫の目の前で、視線を逸らさずに微笑むと、徐に薫の耳元へ唇を寄せて呟いた。 「薬を君で試すんではなく、君の為の薬を作ってあげる」 こんな事なら、被検体のままの方がよっぽど良かったかも・・・ そう思ったはずのなのに。 軽く溜息を漏らした薫の顔は、微かに微笑んでいた。 < END > ...
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