いまどきってきっちり衣替えするのかしら。それにしてもお暑い一日でございました。
本日の料理教室では「天ぷら」と「赤だしなめこ豆腐」の二品を教わりました。
「天ぷら」は当然油を使うので酸性の食品、「赤だしなめこ豆腐」の赤味噌はアルカリ性の食品なので一緒に摂るとちょうど中和されて中性になり、最高の組み合わせで、「揚げ物」と「赤味噌」は切っても切れないものなのだそうです。ですから、愛知名物(?)の「味噌カツ」は非常に理にかなったメニューだと言えます。
「天ぷら」は、揚げる温度が命で、魚介類(イカ、エビ、キス…)は190℃、大葉・山菜・海苔などは180℃、野菜類(人参・南瓜・茄子・さつま芋…)は170℃で揚げるとカラッとサクッと揚がります。どれもサクサクで、衣がボテッとせず大変おいしくいただきました。天つゆもかつおだしのいい香りで、どこぞの料亭に来てしまったかと思うほど、さっぱりコクうまでございました。 そうそう、天つゆも作ったのですが、それに使われる「本みりん」はアルコールが入っているので、酒販売の許可が出ている店でしか取り扱えないということを初めて知りました。「みりん風味」だと、アルコールの代わりに塩で保存するように作られているのでそういったことは関係ないのですが、「風味」なだけに当然味は若干違うそうです。 言われてみれば棚卸の時、「本みりん」だけ別扱いだったなぁ。
「赤だしなめこ豆腐」は鰹節を使ってのダシの取り方がメインだったような。二番ダシを使って、なめことあらかじめ切っておいたとうふを温めておきたいのととうふの水分などで一番ダシが薄まらないように水を切り且つ味を少し付けるのが狙いなのだそうです。これには奥さま方も「ほぉぉ〜」と感心しておりました。 お椀に、二番ダシで温めた具を入れ、一番ダシをそこに注ぎ、三つ葉を散らして完成です。 お味は、私にはしょっぱかったかなぁ。
|