夜、月を見ながら。
目次過去未来


2004年12月21日(火) みる。

学生時代、毎日のように自転車ぶっ飛ばしていた通りを、

本日は心穏やかに少し大人ぶりながら、やはり飛ばして

通った時、とある場所のぼろっちい建物に目が止まり、

それは印刷会社なのだけれど、学生の頃見た記憶が無く

て、でも古い建物だから昔からそこにあって、僕はやは

り見ていたはずで、だから、人間の「見る」という行為

はつくづくいい加減なもんだと、そんなことを考えなが

ら、自転車飛ばしていたら、目を閉じていたわけでもな

いのに、僕は今さっきまで見ていた景色を思い出すこと

ができず、そんなわけで苦笑いしてみた。


ピン作 |MAIL

My追加