夜、月を見ながら。
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2004年12月22日(水) うしろめたさと気まずさと。

以前、僕がいた店の常連さんは、今、僕がいる店の

常連さんでもあったりして、「あれ?店変ったの?」

なんて声を掛けてくれて、「そうなんですよ。これか

らもよろしくお願いします」などと、もうすぐ辞める

というのに答えてしまい、多少うしろめたいのだけれ

ど、やはり顔を覚えてくれているというのは嬉しい。

これまでの僕の行動が、そのお客さんたちには多少な

りともプラスになったから覚えていてくれてる、と考

えるのは自惚れかな。まぁ、その真偽はさておいて今

日は、嬉しいんだけれど困る、という状況に出くわし

た。僕が雑誌を整理していたら、隣のお客さんから親

しげに声を掛けられ、その人はやはり前の店での僕を

知っているらしく、「その節はお世話になりました」

と満面の笑みで言われるものだから、僕も接客スマイ

ルで「どうも。またお願いしますね」などと反射的に

答えてしまったのだけれど、僕はその人の何をどうお

世話したのか、思い出せなかった、どうしても。でも、

まぁ良いことをしたのだろうから、別に気にする必要

もないのだけれど、多少気まずい気持ちが残った水曜

の夕方でした。


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