夜、月を見ながら。
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2004年12月30日(木) サボテン。

僕は3つのサボテンを持っていて、彼らはとあるバイト

を辞める際、餞別としてもらったもので、いまだ枯れる

ことなく健在なのは、僕の世話が適切なものであったか

らと言うのではもちろん無く、ひとえに彼らの強靭な生

命力ゆえのものだろう。なにしろ僕は彼らに水をやった

記憶がここ数ヶ月無い。寒い日もベランダにほったらか

しだ。しかし、彼らは何事も無かったかのようにただそ

こにいて、沈黙を守りながら、その身を大きくしていく。

どこまで大きくなるのか多少不安ではある。だが、彼ら

は僕の誇りだ。


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