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一夜経ってわかったこと。 - 2005年05月16日(月) その人はウツで半年前から病院に通ってたらしい。 で、薬も飲んでたらしい。 その人は死にたがってたらしい。 だけど仕事に悔いが残ってるから 16年勤めた職場で死んだんだろうってお父さんが言ってた。 それか何かを訴えたかったのかって。 お父さんはその人がウツだって気付いてたらしい。 『行動見よってそうかなぁって思ったけど、 まさかここまで切羽詰ってるとは思わなかった』って。 でも『モノは考えよう』と言っていた。 あたしの先輩があの時あそこに行かなければ、 その人はずっと発見されないままだったかもしれないから。 その人が亡くなってた場所は、 1ヶ月に1度行くかな?ってかんじの場所。 そこになぜか行った先輩が発見して…。 でも発見が遅れてたら…と考えると、 ホントにモノは考えようだと思った。 昨日お父さんは朝の2時頃帰ってきた。 それからお父さんとちょっと語った。 お父さんは、発見されてから亡くなるまで至って冷静だったらしい。 「涙も出なかった」って言ってた。 でもその人の奥さんも泣いてなかったらしく、 『ホントに悲しいときって涙出ないもんなんですね』と話したらしい。 お父さんは現場のボスだから 慌てふためくわけにはいかない。 周りがわぁわぁなってる時も冷静にいろんな事を考え、 いろんな手続き(亡くなってから通夜に葬式に)を冷静にこなせたらしい。 『何が辛かった?』って聞いたら 『奥さんに電話するときが1番辛かった』って言ってた。 お父さんと『人間は死に方よ』って話してた。 命あるものはいずれ死す。 だけどそれが病気か事故か自殺か、死に方によって 気持ちって違ってくるからね。 『みんなが泣いてるときに自分は涙もでなくて、 いろんなことがありすぎて 人間としての感情がなくなったんかな?って思った』って言ってた。 お父さん、違うよ。 落ち着いた頃にひっそりと1人で泣くんでしょ。 ...
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