
作業場の雰囲気はガラッと変わり、灼熱のイメージから食アタリのロシアンルーレットステージへ昇格。
前の日に食べ残したスナック菓子は、まず捨てたほうが無難。
そういった状況証拠が揃い、こんな田舎でも食べ切りサイズが適当になりました。 世で言う、セレブ買いとはこういうことかと実感している8月は最終週、魅惑の完熟ダイエット入門いたしました。
そういえば最近忙しくて、作業場のおじいさんのことを無視していたことを思い出し、本日は珍しくじっくり聞いてあげようと腰を据えてみた。
作業場に入ってくるなり、下を向いておじいさんがポツリ。 「ついにきましたよ」
私「何が来る予定でしたっけ」
お「溶接する場所を間違えた」
私「やり直せば良いじゃないですか」
お「やり直そうとして、同じことやりました」
私「あっ、そう」
お「もう、90歳だから」(泣きそう)
私「ヤバいっすね」(泣きそう)
お「気付いてない振りしてるけど、最近ウチのおばあさん何度も鍋を焦がしているんです、彼女はそれを食器棚の奥に隠しているんです」
私(すこし泣く)
お「隠したって、匂いで分かるんです、作業場にいても分かるんですよ」
私「みんなで気をつけていかないといけないですね」
お「火事をする前に、家を小さく改築しようと思う」
私「あっ、そう」(瞬時に泣き止む)
って、贅沢自慢じゃないか、バカやろう。 この不景気が包み込む大日本の最中、皆が2世帯住宅・ツーバイフォー的な建築物にネズミのようにまとまってます。 発言に気をつけてください。
だから好きです、地主のおじいさん。
さあ、話は飛ぶぞ。 きたる8月31日から9月2日まで、世界のドーナッツの中心
が始まります。
世間と一切の関係を断ったであろうと思われている、和田拓治郎先生。
案の定、あっさり関係してございます。
注目すべきは、おもてなし企画である平和記念公園オールライトアップ会場にて、平和のメインストリート資料館から慰霊碑までの石畳に、企画限定のスペシャルキャンドルが70個サミットである。
G8下院議長会議(議長サミット)
もちろんデザイン・製作はわたくし、彫刻家和田拓治郎。 構成出来るのは彫刻だけではない、火だって日常的に扱ってるんだ的な振れ幅の広さ。
空間を作れなくて、何が彫刻家だ。
見ろ、これがセンスである。
わたしは8月6日のイベントは嫌いだ。 しかし、その日を外したものはすべて推奨いたします。
この引き出しの多さに心惹かれる老若男女よ、イベントは31日から3日間。 一般公開時間は、日の落ちた午後7時から10時までの3時間のみ。
サラリーマンに断る理由は皆無の、いわゆるジャストアリバイスケジュール。 デートでいい、仲直りでいい、この日はここで待ち合わせ。
今から誘って断られても、チャンスは3日ある。 2回誘え、2人誘え。
そして、3回目は親と来い。
わたしの祖父は、被爆して長い闘病生活後に死んだ。 今まで言わなかったけど、厳しい時代に親を育ててくれてありがとう。
御礼になるか分からないけど、わたしの今がある証明として、個人的にこの火を贈ります。

※画像2は、感動映画の推薦者が、花田勝。
泣けんだろ。
だって、最高の笑顔じゃないか。

常に先取り、いつも前倒しでこんにちわ。 夏は終わった、同時にはじまるのは、もう冬だ。
っていうのは大ウソ。
依然猛暑の中で制作続行のため、ある意味溶接オリンピック。
そういえば、弟が帰省してきたね。 5日間だけ。 そのなかで、兄弟が会ったのは2日間だけ。
それで良いんです。 兄弟だから。
それにしても、最近めっきりアルコールが呑めなくなった。 どっちかっていうと、興味が無いほうに近い。
間違えた。 高いお酒とかは、やっぱり興味ある。 けど、呑みたくはないんだよなー、じっさい。
だから、同席した人は、わたしがお茶やジュースを注文しても顔色変えるなよ。 悪意は無いんだから。
とうわけで、まだまだ快速制作。 「押してダメなら、押してもらえ!」スタンスを崩さず、正規の手続き飛び級で頑張っていく所存でございます。
カメラケースにはいつも充電器のみの健忘症アーティストが書き綴る、いわくつきの夜景レストラン系ダイアリーとともに、おなじみ世界の財産和田兄弟を今後とも御支援御鞭撻いただくことで、われわれの調子がのぼり上がり、最終的に俳優デビューすることが目標でございます。
あえて、遠回り。 つとめて、足踏みの精神で、先日友人が無くした結婚指輪の再制作依頼に着手いたしますので、下界の皆様さようなら。

※画像は、風で倒れてまくっていた他人の灯籠を、無言で我が家の墓に差す、今年最もツイている男。


もちろんタイトル関係ないぞー。
盆休み中の花火大会遠征にて。
現場は、個展を境にめっきり公私混同してきたPASTA ENZOのオーナーヤッタンの故郷、レトロハイテク都市三次にまつわる、暴飲暴食的風物詩in日本名言製作所吉舎町の1ページをココに飾る
彼の人生至上、必ずしも上位に位置する記念すべき大祭り。 理由は、ENZOスポンサリングのプログラム花火が打ち上げられるってこと。
原稿には締め切りがあり、商品には納期、そして人には目標がある。
彼は、幼少の頃から慣れ親しんできた憧れの地元祭りに、小さな錦を飾るべく日々鍛錬を積んできた。 その賜物を、一瞬の輝きを従えて暗闇に散らし、光と風と音でメモリアルマリエールに溶かすのだ。
これだけ、これだけでみんな集合。
おもしろ看板のことしか興味がないキャリアと、翌日の横浜ライブのことばっかり考えてる着付師、辛口ブログ評論のENZO奥さんや、「アンパンマン」を「アンマンマン」しか発音出来ない息子を囲む、カンパニー的規模の家族集団の大所帯が、山なのに地盤沈下進行中の祭り会場で、珠玉の打ち上げを大鑑賞希望。
これがわれわれです。
画像1・2は、会場を彩る無数の紙灯籠が醸し出す、昼の笑顔、夜の真顔。
このメンバーだと必然的に、本番までのフリータイムを、看板の魔界である田舎道から人気のないダムの内部まで、優先的に思いっきりアラ探しすることになる。
時間はあっという間に過ぎたり過ぎなかったり、雨が降ったり降らなかったり。 じつのところわたしは、雨男ランキングブルジョワ級の資格を持っていると告白出来ないまま心震わせて過ごすこと半日。
奇跡的に晴れて本番を迎える。 どこから湧いたかアリバイ未確認の人口が、細く狭い川縁に所狭しとひしめきはじめ、思い思いのジャンクフードを口に運ぶ。
結局、目的のものは無事スーパーにあがった。

記念すべき瞬間は、それまでの雑踏を無音にし、散り続ける火柱の叫びだけが胸に焼き付く。
かつて、何度も花火は観てきた。
言葉の意味合いで、「長い」という単語は良いイメージとして使わないことが多い。 今日だけは、この「長い」がわれわれにとって最も崇高な褒め言葉になったね。
打ち上げ所用時間は、2分間弱。 吉舎への片道は2時間掛かったはずなのに、この2分間は比較にならない圧倒的な長さだったよ。 いろいろ考えさせられ、奮起させられる時間に2分間は長いんだ。
ありがとう。 また何かはじめようと思います。
だからじゃないけど、おりゃおりゃ、うっかり準備するぞ。 言葉の祭典、ダンスの物マネ、2008年夢中の旅。
大変お待たせしました。 ダンスの起源は一発芸、一発屋と言われて、はや6年。
見ろ!日本人、噂しろ!親戚、そして無視か!広島、が合い言葉。
ある意味雲の上の存在グループ「身体表現サークル」キャッチコピー、本日より書き貯めスタートいたします。
よって、貴女のお膝元へ
が、時期不確定で復活することでしょう。
その時は、もちろん水中に向けて発射。 打ち上げて即鎮火の身体花火を、今年も海に行かないまま水着をしまう、そんな子羊たちの脳裏にボルトオン予定。
あせるなよ、まだまだ先だ。 ようするに、本編でないCMが永延続くということでございます。

※画像4は、おのれのサジ加減の町「吉舎」内、看板ナンバーワンのキーワード「15分手前」。
たとえば、フェラーリで15分走ると80km先ですが、なにか?
2008年08月13日(水) |
明日から雨だから、洗車でもするか |

さあ、やってまいりました、夏。 ずばり、今年は紀元後からざっと2008回目のお盆になりますね。
いやあ、よく重ねたよこんなにも。 って、どうでもいい滑り出しで階調ですね北島選手。
ところで、最近公園を散歩すると、盗まれたっぽい自転車が放置されているのをよく見るようになった。 人の自転車を簡単に盗んで、用事が済んだらあっさり捨てる。
この繰り返しで、現代人の図太い神経が形成されるのだとは思う。
の反面、図太くなったのはそれだけでなく、延長としてタバコを捨てたり、空き缶を置いて行ったり、とにかくいろんなものをみんなで持ち寄っている。
昔は、日曜日の夕方キャッチボールとかしてたような気がするなあ。 そんな時は、こんなもの落ちてなかったし、自転車がグルグル走り回ったりもしてなかった。
だって、近所に怖いおっさんとおばさんがいて、何かやったらすぐ「お前どこの子や?」って脅してきてたから。
いまは、そんな人どこにもいない、これも時代かなあ。 って、公園の地面についた数えきれない自転車の轍を見て少し怒っていると、
ヨチヨチ横切って行った。 何往復も。
申し訳ない。
この幾本もの線は、来る日も来る日も同じ公園でリハビリを繰り返すおじいさんの、日々病床から這い出る復活劇の記録だ。
自分のばか、ばか。 想像で美談を醜文にするんじゃない。
本日、2008年1発目の大反省であった。

※画像2は、ハンドメイド比率濃縮還元並みの雑貨屋にあった、奇跡のメモリアル商品。 今度は自信あるぞ、醜文でじゅうぶんだろ。
例えるなら、ペットボトルのフタだぞ。 スターウォーズとかついてない、純度の高いフタ。
さあ言ってみろ、どのへんが150円なんだ、バカ!

あのさぁ。
原爆の日だよ。 なんで携帯の取り締まりするんだよ。
信号待ちで見ただけだよ。 違反切符には、「携帯電話を手に持ち、30メートル走行」って、おい。
ずさんだろ。 適当だろ。
コツコツ作品売ったお金の中から、携帯電話触っただけで6000円持ってく根性がスゲエよ。
警「ハンコをお願いします」
和「捺印ってなんでしなきゃならないんですか?」
警「ココに捺せって書いてあるんで捺してください」
和「納得させてくださいよ」
警「こう書いて、ここに電話番号書いて、ココに捺せって書いてあるんで」
和「だから、意味を言えって言ってるんだよ、任意じゃないんか、おい」
警「ニンイ?」
片言で「ニンイ?」ってなんだよ、おじいさんだろ、勉強しとけって、もっとプレゼンしろって。 っていうより、平和を祈る日にすぐ横で便乗営業するのが全く気に入らんぞ。
もの凄い汗かいてたから、気の毒で捺したけど。 「次ぎ同じことしたら、絶対捺さんぞ」って言ってもう一回りして、今度は携帯電話に似たデジカメの充電器をワザとガン見しながら目の前を運転してみました。

すると、
覚えとけよ。 今度作品で作って発表してやるよ。
ところで、連日の制作の賜物が続々と仕上がってまいりましたよ。 同じ作品の注文されても、寸分違わず作り上げるこの技術。

憎いねえ、伝統工芸のコケシ作りっぽいねえ。 これぞ大人の世界よ。 思春期のみんなも成長するにつれて、部活が、clubになって最終的に倶楽部になっていくってことよ。 って、関係ないか。
さて、来週からはオーダーアクセサリーの製作に入ります。 行列していただいている方々、今しばらくお待ちください。

※画像4は、広島第2位の繁華街十日市老舗喫茶「紫苑」のメニュー。 なぜ生ビールだけを、はみ出して貼るんだ、おかしいじゃないか。
水を飲んだら、すぐ注ぎにくるわんこ的お店 だから好きです、昭和味「紫苑」。 いまさらミルクセーキをマストプッシュ。

暑いなんて気のせいだと豪語した夏は終わった。
そんなきれいごとは、あっさり撤回。 気のせいじゃない現実の猛暑が今年もやってきた。 真夏に炎を前にして、毎時間意識が飛びそうになるのを君は経験したか。
温度的には、太陽が照りつけミミズが干涸びる屋外より、作業をする日陰の屋内のほうが何倍も暑いことが判明。 その証拠に、ロウソクが溶け、パソコンがフリーズし、ココナッツサブレが湿気る。
この夏、
ぞ、じっさい。
※画像1は、おばあちゃんが差し入れてくれた今年の初スイカ。 うっかり、キリのイイところまで作業すると、御丁寧に周りの気温を吸い込んでいただいて、あっという間にフランベしたような温度のスイーツにレボリューションデッド。
さあさあ、そんな弱音は、ドブの中。
皆様への夕涼みの告知を近日行います。
御存知、あの場所で、限定3時間毎夜行われる予定のイベントにも、わたくし一枚噛んでおります。 詳細は内緒。
一般人は入場出来ない可能性有り。 逆に一般じゃない人は入場可ってこと。 異常者っぽい軽めのメイクに濃いチーク、上げ底サンダルにビーチサイクルで入場しよう。
平成恋物語りの道に迷った男女達に、お互いが引き合う幻想的な空間へとお誘いする、新たな夜景レストランの世界。 お口に合わなくて結構です。
なぜって、観るもんだから。
こんなにも内緒の告知が連日続くと、もうどうでもいいやとお思いでしょう。 少しだけフライングで、見せて差し上げましょうか。 ここで、8月6日だけpm9時頃から。
御来場ください。 ちょっとだけよ。

※画像2は、食パンは5枚切りより6枚切りの和田が、もうずっと気になってる「田中皮膚薬」の看板。 ほんとに必要なの?この厚さ。 お腹いっぱいなんですけど。

夏といえば、食おう・酔狂・露出狂。
恒例の流しそうめん大会が、記念すべき8月4日、いわゆるなんでも無い週末に開催されました。
見た顔、新顔、赤ら顔。 みな、残念ながら今年で最後のこの企画を惜しむようにジリジリと集まり、言いたいことを吐き散らして盛り上げるいつもの運び。
たいした苦労もしてないのに夏風邪を引いていることを言えないまま、日々の喧騒をせせらぎとともに風に薄め、きたる猛暑の地獄週間に向けて意識をたかめる和田であった。

画像2は、最初から最後まで一滴も酒を飲まずこのテンションの男。 赤枠内は、聞いてもないのに、最近前髪が生えてきた証拠をアピールの図。
ってこと。
何度もココで飲み明かした、そして夢を語った。 和田兄弟の作品が置きっぱなしだったこともあった。 クレオソートを庭イッパイにぶちまけたこともあった。 同時多発テロのニュースを見たのもココだった。
行けば常に誰かいた。 その場所が今年ついに無くなる。
青春の場所よ、さようなら。
って、また作ればいいか。 ごきげんよう。

※画像3は、午前中に元宇品でみた、カープ風のおじいさん。 (赤ヘル付き)
PASTA ENZOに集まる人間は、みな驚きと喜びを求めており、その感動を同時に共感出来ないと気がすまない人種が多い。
だからといって、気負いすること無く。 それぞれが思い思いの驚かせ方で、その日主役である人物への祝福を贈呈する。
この日も、1人の女性の誕生日。 通常、本人は遅れてきたほうが盛り上がるようなものなのに、マジメな人間性がつい露出、正装したうえに早めからの着席だったらしい。
こういう時、わたしは店主を想像する。 常連客のその女性に気付かれぬよう、あの手この手で驚かせるアイテム・アクションを仕込んでくる他のお客の間を取り持ち、本番に向けて静かに段取りして行く精神状態。
苦しかろう。
言いたくても言えない。 言ったらすべてが水の泡になる。
彼はそんなことを考えながら
〜中略〜
というわけで、皆の苦労は完全に実り。 主役は感動して泣いたのでした。 よかったね。

ところで、軍隊系彫刻家の世界では、「暑さ寒さも気持ち次第」「50・60ハナタレ小僧」が合い言葉であると教え込まれてきた。
しかし、完全にエアコン世代のわれわれは、これらの言葉に糠床のような古さを感じる。
暑い、ノドが渇く、シャワー浴びたいなあ、それから縁側で足をタライの水につけながら、麦茶で水まんじゅう食べたいよぅ、じっさい。
って感じにボケ切ってるやつらは、やまひろでアイスクリームのピックアップバイトでもヤレ。
そういえば高校生の時、そのやまひろで−20度の冷蔵庫内作業をするバイトした。 作業担当の社員は、みんな見た目若いのに、歳を聞くとびっくりするくらいオジサンだった記憶がある。
よって、老化現象は、気温で進行を緩和可能説を唱えます。
若さ維持したかったら、冷房かけろ。 市役所的な28度維持とかじゃない、本気の−20度だ。
よく考えろ、そう思えば暑いのなんか気のせいだろ。 糠床なんかむしろ古いほうが味がいい。
そんなこんなで、死ぬほど暑い作業場にて、HPのlinkページを更新いたしました。(http://wadatakujirou.info/) 皆様とのリンクを繋いだその日から、地獄の軍隊系制作を自分に案じ掛ける時期に入ります。
さようなら下界、こんにちわ幻覚的猛暑。
ここで、懐かしいあのセリフをもう一度。
リンクフリーです。 御希望の方はメールで御一報ください。

※画像2は、マツダが新車を出したよ。
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