Days without the end |
人生って捨てたもんじゃないと思った今日。 2日間とも泣かされた。 同じ人にそう思わされて、 同じ人に泣かされた。 幸せだとどれだけ思っても、 これ以上ないとどれだけ思っても、 それ以上の事を与えてくれる。 だけど、悲しくだってさせる。 悔しかったり、傷付いたり、 それが恋愛なんだって、 身をもってどんどん知っていく。 昨日ケンカをした。 ケンカと言っても、 一方的にあたしが不機嫌になり、 その態度のままバイバイした。 理由はくだらないこと。 せっかく一緒に居るのに、 ダラダラ1日中彼氏が寝てたから。 それに腹が立って、 でもその感情を言葉にできなかった自分にも腹が立って、 あたしはバイバイしたあと、 ひとりで車の中で涙が止まらなかった。 1週間に一回しか会えないのに、 ダラダラあたしの相手もせず寝続けた彼氏に、 無性に腹が立って、悔しかった。 居ても居なくても一緒だと思って、 必要ないと思った。 でもそれを何も伝えられなかった自分も嫌で、 何も伝えないくせに、 何もわかってくれない彼氏も嫌で。 悔しくて、 何で泣いてるのかもわかんないほど、 悲しくて泣き続けた。 メールをしても、返ってこなかった。 寝てることはわかってた。 やっと今日の朝メールが返ってきた。 でもそのメールはあたしのテンションとはかけ離れたもので、 あたしがどれだけ本気で腹が立ってたのか、 全く伝わってないと思う返信だった。 バカみたいに軽はずみな、 真剣みの全く無いメール。 もうあたしはあきれて、 そのメールにも一切返信せず、 ずっと1日を過ごしてた。 そしたら夜、急に電話がなった。 「今お前んちの近くにいるんだけど。」と。 彼氏は謝りながら、 バラの花束と、手紙を置いて、 すぐ帰って行った。 あたしの家と彼氏の家は高速で片道50分。 金額で言うと往復3千円以上かかる距離。 そんなに遠いのに、わざわざ来てくれて。 「初めて花なんて買った。」と言いながら、花をくれた。 手紙にも反省してることと、 今でもすごくあたしを好きなこと、 これからもずっと一緒に居たいことが書かれてあった。 あたしはその手紙を読みながら、 嬉し涙が止まらなかった。 こんなあたしが、 こんなに幸せな事。 こんなに愛される事。 今までそんなの考えられなかった。 だからすごく幸せで、感動して。 まだまだ一緒に居られると思った。 まだまだ一緒に居たいと思った。 ずっととか、結婚とか、 そんな言葉はわからないけど、 でも明日も明後日も、何ヵ月後も、 何年後も、一緒に居たいと思う。 その結果が結婚なんだろうなと、 なんか最近そう思う。 |
毎年毎年、あたしの誕生日はとても幸せなものになる。 一緒に祝ってくれる人は変われど、 でも毎年毎年嬉しい事が必ず待っている。 今年の誕生日は金曜日で、当然会社に行った。 会社の女の子みんなからそれぞれプレゼントを頂いた。 あたしがふと欲しいと言っていたもの。 タオル生地のパジャマだったり、DSのソフトだったり。 お菓子とか、タオルとか、ポーチとか。 どんなものでもプレゼントは嬉しいもので、 何歳になってもあの包装紙を開けるドキドキは変わらない。 あたしの事を考えて、あたしを喜ばすために、 わざわざ買い物に行ってくれる。 その行為はとても幸せで、とても喜ばしい事だと思う。 ありがたいと思うし、 どれだけ感謝をしてもしきれないと思う。 その日は彼氏がお祝いしてくれる約束だったので、 定時で急いで帰宅し、急いで用意し、 彼氏の家に向かった。 少し前から、プランを考えてあるのも聞いていたし、 プランの為にネットカフェに行っていたのも知っていた。 プレゼントに何が欲しいのか一切聞かれていなかったので、 ほんとに何がもらえるのか想像もつかなかった。 でも前々から花束とかをもらってみたいと言っていたので、 もしかしたらそうかもしれないとは思った。 けど正直誕生日プレゼントに花束は微妙だなと思ってたから、 全く期待はしていなかった。 しかし彼氏はあたしが彼氏の家に着くなり、 嬉しそうにプレゼントを持ってきて、 その中身は「Wii」の本体だった。 あたしが少し前に冗談で、「Wii」買ってと言ったから、 あげるなら欲しがっているものをと思って選んだそうだ。 そんな高いものを貰えると思ってなかったし、 色んなとこに電話をして在庫を探してくれたみたいで、 ほんとに嬉しかったし、驚いた。 そして前から行ってみたいと言っていた、 ちょっと高めの焼肉屋さんに連れて行ってくれた。 ホールのバースデーケーキも予約してくれてて、 ちゃんとプレートに「誕生日おめでとう ひろこ」 と書かれてあった。 その予約をする姿を想像するだけでも、幸せで仕方ない。 バースデーカードもちゃんと書いてくれてて、 「今年の誕生日も一緒にお祝いできて嬉しく思います」 というような事が書かれてあった。 そんなキャラじゃないのに。 プランとかも考えるの苦手な人なのに。 あたしは大した人じゃないし、 ほんとに何もしてあげられてないと思う。 なのにこんなに愛してくれて、幸せをくれる。 人生捨てたもんじゃないなと思う。 今日も会社の上司の人が誕生日だからと、 すごく高い焼肉をご馳走してくれた。 明日は誕生日だからと、 ケーキを買ってきてくれるって言ってくれた子と、 お菓子を買ってきてくれるって言ってくれた上司がいる。 そして今週は会社の先輩達が、 誕生日だからと、ディナーをご馳走してくれる。 あたしはとても幸せだ。 あたしはとても恵まれてる。 毎年毎年そう思う。 毎年毎年生きててよかったなと思う。 もう年を重ねるのも嬉しくない年齢に差し掛かってきたけど、 それでもとても嬉しくて、幸せな誕生日だ。 |
writer ヒロコ |
Design by shie*Delicate Erotic |
thanks for HTML→HP WAZA ! |
thanks for Material→M3 |