泡とガラス玉


2004年11月08日(月)      ソノリユウ


ここに立っていても何も聞こえない。
どこかで彼女が彼のことを言う。
彼は彼女と交わり泡のように浮かんで、沈む。

拭いたって拭いたって
視界は濁っていく。

当たらない的
見えない心
響かない言葉

行きたくなったら行ってもいい
私は退屈だって自分でも痛いほど分かっているから


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