泡とガラス玉


2005年10月03日(月)      ユメノアト


曇り空に
吸い込まれてゆく
朝の夢は
夕方近くになって

ぽつり ぽつり、

降りだした


(淡く土に沁み込む音は優しすぎてやがて糧になることを予感させる)


この街に降った雨のわけを
知る人はいないけれど
その額に落ちる雨に
気付く誰かは
いるのかもしれない


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